13. 内訳ステータスバー

内訳画面下部にあるステータスバー内の諸機能について説明します。
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13.1. ツリーの連動

内訳画面下部にあるステータスバーより ツリーの連動 のチェックを外すと、内訳明細行で選択したデータに対しての内訳ツリーの選択項目の連動が解除されます。
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13.2. 複写・置換設定

内訳画面下部にあるステータスバーより 複写・置換設定 をクリックすると、他工事データを複写する際等の設定画面が表示され、初期設定を確認/変更できます。

注釈

工事複写工事参照からのデータ複写工事情報の変更適用単価の再読み込み の際等の初期設定となります。

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複写・置換の設定項目については、以下の各項目を参照ください。

13.2.1. コピー先の工事で設定されている単価に置き換える

コピー先(編集中の)工事の 工事情報(ベース)共通化(オプション) で設定しているのと同じ 積算体系 の単価を対象として、コピー先の対応する積算体系の 県/単価世代/適用単価 に置き換えて、データを複写(再読み込み)します。

注釈

コピー先(編集中の) 工事情報(ベース)共通化(オプション) で設定しているのと異なる 積算体系 の単価については、置き換わりません。

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13.2.1.1. 対象要素を指定

コピー先の工事で設定されている単価に置き換える にチェックを付けている場合に選択する下位オプションで、 置換対象とする単価要素 を指定できます。

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13.2.1.2. 手動で損料パターンを変更した部分はその損料パターンで置き換える

コピー先の工事で設定されている単価に置き換える にチェックを付けている場合に選択する下位オプションで、 手動で 損料パターン を変更した複写元 損料単価 については、手動変更したパターンを複写時に保持した状態で置き換えます。

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13.2.1.3. 打ち換えた単価を置き換えない

コピー先の工事で設定されている単価に置き換える にチェックを付けている場合に選択する下位オプションで、チェックを付けている場合、コピー元で(再読み込み前に)打ち換えていた単価については、コピー先の単価に置き換えず、コピー元のデータのまま複写(再読み込み)します。
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13.2.1.4. コピー先の工事で設定されている船舶・船員供用係数で数量を再計算する

コピー先の工事で設定されている単価に置き換える にチェックを付けている場合に選択する下位オプションで、チェックを付けている場合、港湾歩掛を構成する該当データ(船団長や船員等)について、コピー先の船舶・船員供用係数( 船舶供用係数港湾ランク )により規定される数量で歩掛を再計算します。

注釈

チェックを外している場合、コピー先の船舶・船員供用係数(港湾ランク)での再計算を行いません。

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13.2.1.4.1. 手動で設定した部分は再計算しない(コピー先の工事で設定されている船舶・船員供用係数で数量を再計算する)
コピー先の工事で設定されている船舶・船員供用係数で数量を再計算する にチェックを付けている場合に選択できるオプションで、複写元で 港湾ランク を手動設定したデータについては、再計算対象外とする設定項目です。
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13.2.1.5. 入力時に選択した単価算出方法の単価で置き換える

コピー先の工事で設定されている単価に置き換える にチェックを付けている場合に選択する下位オプションで、複写置換時に 複写元データの算出方法/複写先工事情報の算出方法 を選ぶ設定項目です。
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13.2.1.6. コピー先単価が0円の場合コピー元単価を維持する

データの複写先で該当単価が0円の場合に元単価を維持する設定項目です。
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13.2.1.7. 異なる地域の独自単価は提供単価に置き換える

国や県等の発注者が公表している 独自単価(単価コード先頭文字がAまたはBの単価) について、工事で設定している単価を 他県または同県他地域に設定変更した際の単価置換時 に、対応する 提供単価(積算資料や建設物価に掲載されている単価) に置き換える設定項目です。

注釈

対応する提供単価に紐づけられていない独自単価 については、単価置換は行われず、 付箋説明 が付きます。

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13.2.1.8. 詳細設定

コピー先の工事で設定されている単価に置き換える をチェックしている場合に選択できる下位オプションで、複写元で行っていた変更項目を複写時に置換しないようにする設定項目です。
チェックを外した項目については、複写先で置換されません。
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13.2.2. 施工パッケージの標準単価を再読込する

コピー元で 標準単価 を変更していた 施工パッケージ について、
チェックを付けている場合、 作成時の標準単価 を再読込して複写します。

注釈

チェックを外している場合、 作成時の標準単価 を再読込することなく、コピー元で変更した 標準単価 のまま複写します。

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13.2.3. コピー先の工事で設定されている経費で経費控除を自動再設定する

複写するデータについて、コピー先の工事の経費での経費控除の初期状態に再設定します。

注釈

複写元で支給品設定されているデータについては、次項目 支給品設定を解除する経費控除を自動再設定する の設定が優先されます。

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13.2.3.1. 手動で設定した部分は置き換えない(コピー先の工事で設定されている経費で経費控除を自動再設定する)

コピー先の工事で設定されている経費で経費控除を自動再設定する にチェックを付けている場合に選択できるオプションで、複写元で経費控除を手動で設定している場合は、複写先の経費での経費控除に再設定することなく、複写元での経費控除手動設定のまま複写します。

注釈

複写元で支給品設定されているデータについては、次項目 支給品設定を解除する経費控除を自動再設定する手動で設定した部分は置き換えない の設定が優先されます。

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13.2.4. 支給品設定を解除する

複写元(再読込前)で設定されていた 支給品 設定を、複写先(再読込後)で解除します。
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13.2.4.1. 経費控除を自動再設定する(支給品設定を解除する)

支給品設定を解除する にチェックを付けている場合に選択できるオプションで、複写元で 支給品 設定されているデータの 経費控除 設定を複写先の経費での経費控除に再設定します。

注釈

手入力単価(Wコード)は支給品設定解除はされますが、経費控除再設定は無効です。

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13.2.4.1.1. 手動で設定した部分は置き換えない(経費控除を自動再設定する(支給品設定を解除する))
支給品設定を解除する経費控除を自動再設定する にチェックを付けている場合に選択できるオプションで、複写元で 支給品 設定されているデータについて、複写元で 経費控除手動 で設定している場合は、複写先の経費で 経費控除 を再設定することなく、複写元での 経費控除 手動設定のまま複写します。
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13.2.5. 付箋を解除する(システム付箋を除く)

既存別工事からのデータ複写の際等で、複写元データに付箋が付いている場合、 付箋を付けたまま付箋を解除して 複写するかを設定します。

注釈

同一工事内での複写の際には本設定は無効で、付箋情報が付いたまま複写されます。

注釈

メニューバーの 工事データ をクリックして表示される選択肢適用単価の再読み込みを適用する際には、本設定が反映されます。

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13.2.6. 雑品区分を解除する

雑品対象設定された代価内計上データ代価内に複写 する際、 雑品対象設定を解除 して複写する設定です。
チェックを付けた状態で複写すると 雑品対象設定が解除された状態で複写 されます。
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13.3. 自動検索機能(取り込み)

外部データ取り込みした工事で、チェックを外すと、 未確定代価 ダブルクリック時の施工パッケージ自動検索(未確定代価自動参照)を行わず、選択画面を表示します。
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13.4. 労務置換

歩掛選択時に、構成データ中の単価 普通作業員山林砂防工 の自動置換に関する設定状態を確認/変更できます。
設定内容については、下表を参照ください。
単価 労務置換 設定内容
普通作業員 普通 歩掛構成中に 山林砂防工 があった場合、 普通作業員 に置き換えて歩掛を追加
山林砂防工 山林 歩掛構成中に 普通作業員 があった場合、 山林砂防工 に置き換えて歩掛を追加
置き換えない なし 歩掛構成中のデータの如何にかかわらず、置き換えずにそのまま歩掛を追加
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13.4.1. 普通作業員(労務置換:普通)

歩掛選択時に 山林砂防工普通作業員 に置き換えます。
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13.4.2. 山林砂防工(労務置換:山林)

歩掛選択時に 普通作業員山林砂防工 に置き換えます。
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13.4.3. 置き換えない(労務置換:なし)

歩掛選択時に 普通作業員山林砂防工 に対する置き換えを行いません。
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13.5. 労務割増

システム設定労務割増直入力条件設定 にしている場合、ステータスバーに 労務割増:設定労務割増:解除 が表示されるとともに、 システム設定 での労務割増設定の新規追加データへの適用について設定変更できます。

注釈

システム設定労務割増なし に設定している場合は、ステータスバーは 労務割増:なし と表示されます。

注釈

システム設定の労務割増設定については、土木積算・システム設定内の 労務割増を設定する 、または建築積算・システム設定内の 労務割増を設定する を参照ください。

注釈

ステータスバーでの表示状態については、下表を参照ください。

労務割増 表示状態
設定
システム設定労務割増直入力/条件設定 の状態で、
新規追加データに対して、システム設定での労務割増設定を適用
解除
システム設定労務割増直入力/条件設定 の状態で、
新規追加データに対して、システム設定での労務割増設定の適用を解除
なし システム設定労務割増なし の状態
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13.5.1. 労務割増:設定

データの新規追加時に、 システム設定 の労務割増設定を適用します。
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13.5.2. 労務割増:解除

データの新規追加時に、 システム設定 の労務割増設定を適用しません。
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13.6. クレーン賃料補正

システム設定クレーン賃料直入力/条件設定 にしている場合、ステータスバーに クレーン賃料補正:設定/クレーン賃料補正:解除 が表示されるとともに、 システム設定 でのクレーン賃料補正設定の新規追加データへの適用について設定変更できます。

注釈

システム設定クレーン賃料補正なし に設定している場合は、ステータスバーは クレーン賃料補正:なし と表示されます。

注釈

システム設定でのクレーン賃料補正設定については、土木積算・システム設定内の 機械賃料補正を設定する を参照ください。

注釈

ステータスバーでの表示状態については、下表を参照ください。

労務割増 表示状態
設定
システム設定クレーン賃料補正直入力/条件設定 の状態で、
新規追加データに対して、システム設定でのクレーン賃料補正設定を適用
解除
システム設定労クレーン賃料補正直入力/条件設定 の状態で、
新規追加データに対して、システム設定でのクレーン賃料補正設定の適用を解除
なし システム設定クレーン賃料補正なし の状態
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13.6.1. クレーン賃料補正:設定

データの新規追加時に、 システム設定 のクレーン賃料補正設定を適用します。
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13.6.2. クレーン賃料補正:解除

データの新規追加時に、システム設定 のクレーン賃料補正設定を適用しません。
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13.7. 亜熱帯補正(沖縄県)

システム設定の 亜熱帯補正をする と連動し、チェックを付けた場合、以後計上したデータに対して亜熱帯補正が適用されます。

注釈

沖縄県の工事のみ 設定可能です。

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13.8. 代価の種類(代価表)

手入力代価 について、 代価の種類 を確認/変更できます。選択肢については、下表を参照ください。
1次単価表 国交省等の設計書にみられる最上位明細データに対応する代価の種類
一般 従来からの一般的な歩掛に対応する代価の種類
機械運転 機械運転歩掛に対応する代価の種類
市場単価 材料費/労務費/直接経費(機械経費、運搬費、下請経費)を含んだ市場取引価格を直接積算に用いる市場単価を用いる歩掛に対応する代価の種類
標準単価 工事業者の実行予算に基づく調査により得られた材料費/歩掛等により算定される土木工事標準単価を用いる歩掛に対応する代価の種類
単価代価 丸めをほとんど適用しない状態で積み上げるために独立した丸め設定項目を持たせたメビウスの内部的な歩掛分類に対応する代価の種類
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13.9. 諸雑費の切り替え(代価表)

諸雑費/雑品の計上に関する設定および、諸雑費の計上/削除を行えます。

注釈

諸雑費/雑品等については、下表を参照ください。

【諸雑費】 #-000010 システム設定の【諸雑費】丸めにより生ずる端数を計上
雑品(諸雑費1~5) #-000001~000005 代価表内の 雑品1~5 欄のチェックに基づき雑費を計上
雑品(諸雑費6~10) #-000011~000015 代価表内の 雑品6~10 欄のチェックに基づき雑費を計上
小器材費 #-000060 機能一覧の 要素雑費の追加(小器材費) により、代価内の労務費に対する雑費を計上
雑材料費 #-000070 機能一覧の 要素雑費の追加(雑材料費) により、代価内の材料費に対する雑費を計上
雑材料費(港湾) #-000070 システム設定雑材料有り に設定されている場合に、代価表総額の0.5%にあたる 雑材料費(#-000080) を計上
調整費 #-000030 上位歩掛の単価打ち換えにより発生した差額として代価内に計上
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13.9.1. 通常(諸雑費のみ)/複合(雑品+諸雑費)

システム設定諸雑費 丸めにより 諸雑費(#-000010) が計上されている場合の、 雑品(諸雑費1~10) 計上の可否に関する設定です。
諸雑費(#-000010) が計上されている場合で、 通常(諸雑費のみ) にチェックが付いている場合は、 雑品 欄にチェックを入れることができず、雑品計上ができません。
諸雑費(#-000010) が計上されている場合で、 複合(雑品+諸雑費) にチェックが付いている場合は、 雑品 欄にチェックを入れて、雑品計上できます。
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13.9.2. 諸雑費を計上する/諸雑費を削除する

システム設定諸雑費 丸めが設定されている場合に、 諸雑費(#-000010) の計上/削除を行えます。
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13.9.3. 雑材料を計上する/雑材料を削除する (港湾)

システム設定雑材料有り に設定されている場合に、代価表総額の0.5%にあたる 雑材料費(#-000080) の計上/削除を行えます。

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13.10. 調整費を削除する

上位歩掛の単価を打ち換えた際に、差額分として下位代価に計上される 調整費(#-000030) を削除します。

注釈

調整費 を削除した場合は、上位歩掛の単価は打ち換え前の単価に戻ります。

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13.11. 雑品計上の切り替え(端数調整の計上/非計上)(代価表)

雑品端数調整金 の計上/非計上を切り替えることができます。

注釈

雑品 計上時の 端数調整金 の計上については土木積算・システム設定内の 雑品計上 を参照ください。

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13.12. 週休2日補正設定表示

週休2日補正 が設定されている場合。内訳画面下部のステータスバーに、設定されている 現場閉所状況 が表示されます。
クリックすると、 システム設定 の週休2日補正の設定画面が表示されます。
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13.13. 積算体系表示

内訳画面下部のステータスバー右端には編集中の工事の歩掛の積算体系が表示されます。
クリックすると、 システム設定 の丸め設定が表示されます。
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13.14. 選択行番号表示

表示されている内訳画面の選択行の行番号と、全データ行数が表示されます。
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