5.1. 入力設定-丸め全般

主に内訳画面で入力する直接工事費/間接工事費のデータに関する丸めの設定項目です。

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5.1.1. 直接工事費 丸め単位/方法

直接工事費 内の工事内訳/明細表内訳等に計上される各データの 金額 欄( 数量 × 単価 )に対する丸め設定です。
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5.1.2. 間接工事費 丸め単位/方法

間接工事費 内の工事内訳/明細表内訳等に計上される各データの 金額 欄( 数量 × 単価 )に対する丸め設定です。
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5.1.3. 総括階層別集計単位

総括1~5の各階層毎の集計金額に対する丸め設定です。

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5.1.4. 明細一式集計単位

5.1.4.1. ・明細一式集計単位 明細表 直接工事 丸め単位/方法

直接工事費 に計上された明細表データのうち表名称区分 明細表 の合計金額( 明細合計 (上位明細行の金額))に対する丸め設定です。
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5.1.4.2. ・明細一式集計単位 明細表 間接工事 丸め単位/方法

直接工事費 に計上された明細表データのうち表名称区分 明細表 の合計金額( 明細合計 (上位明細行の金額))に対する丸め設定です。
_images/5inpt01a01e.png

5.1.4.3. ・明細一式集計単位 内訳書 直接工事 丸め単位/方法

直接工事費 に計上された明細表データのうち 内訳書 の合計金額( 明細合計 (上位明細行の金額))に対する丸め設定です。
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5.1.4.4. ・明細一式集計単位 内訳書 間接工事 丸め単位/方法

間接工事費 に計上された明細表データのうち 内訳書 の合計金額( 明細合計 (上位明細行の金額))に対する丸め設定です。
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5.1.4.5. ・明細一式集計単位 施工表 直接工事 丸め単位/方法

直接工事費 に計上された明細表データのうち 施工表 の合計金額( 明細合計 (上位明細行の金額))に対する丸め設定です。
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5.1.4.6. ・明細一式集計単位 施工表 間接工事 丸め単位/方法

間接工事費 に計上された明細表データのうち 施工表 の合計金額( 明細合計 (上位明細行の金額))に対する丸め設定です。
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5.1.4.7. ・明細一式集計単位 手入力 直接工事 丸め単位/方法

労務割増後の単価に対する丸め設定です。

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5.1.4.8. ・明細一式集計単位 手入力 間接工事 丸め単位/方法

間接工事費 に計上された明細表データのうち 手入力 の合計金額( 明細合計 (上位明細行の金額))に対する丸め設定です。
_images/5inpt01a01k.png

5.1.4.9. 下位明細がある場合、上位明細は単純合計金額にする

下位明細がある場合、上位明細の合計金額の丸め処理について設定します。
「する」を選択した場合、下位明細の 単純合計金額 を計上します。
_images/5inpt01a001k.png

5.1.5. 労務割増

5.1.5.1. 労務割増後の単価金額 丸め単位/方法

労務割増後の単価に対する丸め設定です。

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5.1.5.2. 労務割増後の単価金額(週休2日補正がある場合) 丸め単位/方法

労務割増時の端数処理において、補正内容に週休2日補正が含まれる場合の丸め設定です。

注釈

選択肢 労務割増後の単価金額の丸めを参照 を選んだ際は週休2日補正無しの場合の端数処理設定項目 労務割増後の単価金額 の設定が適用されます。

_images/5inpt01a01m.png

5.1.5.3. 1時間当り割増賃金係数(K) 丸め単位/方法

システム設定工事条件設定労務割増 内の設定項目 労務割増を設定する条件設定 にしている場合で、内訳の労務割増欄を 工事条件設定 にしている場合に、割増単価を算出する過程において使用する 1時間当り割増賃金係数(K) についての丸め設定です。

注釈

工事条件設定-労務割増 内の設定項目 労務割増を設定する直入力 にしている場合は反映されません。

注釈

内訳の 労務割増 欄を工事条件設定以外にしている場合には反映されません。

_images/5inpt01a01n.png
・計算事例
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5.1.6. 亜熱帯補正後 丸め単位/方法

一般歩掛に含まれる亜熱帯補正の掛かった 数量 に対する丸め設定です。

注釈

亜熱帯補正の反映については、 亜熱帯補正をする を参照ください。

注釈

亜熱帯補正対象データについては、メンテナンス ドキュメント内の 亜熱帯補正 を参照ください。

_images/inpt01trpcl01.png

注釈

施工パッケージ の場合は 積算単価亜熱帯補正 が掛かるので、 労務補正後の単価金額 丸め単位/方法 の丸めが反映されます。

_images/inpt01trpcl02.png

5.1.7. 単価表等の数量基準

代価表内のデータに対する丸めと、丸めを適用する対象データについて設定します。

注釈

機械運転歩掛(歩掛メンテナンスで 歩掛区分機械運転 に設定されている歩掛)内の構成データには適用されません。

注釈

本設定の適用対象外のデータについては、 メンテナンス 内の 数量基準まるめ 対象外設定 を参照ください。

_images/5inpt01a01q.png

5.1.7.1. 単価表等の数量基準 設定

数量 に対して次設定項目 単価表等の数量基準 丸め単位/方法 の丸めを適用する代価表内の構成データについて設定します。

次設定項目 単価表等の数量基準 丸め単位/方法 の丸めを適用せず、 代価内数量 の設定を代価表内の構成データの数量に適用します。
メンテナンス-各種設定 内の 数量基準まるめ 対象外設定 で登録されているデータについても、 単価表等の数量基準 丸め単位/方法 の丸めを適用せず、 代価内数量 の設定を適用します。
次設定項目 単価表等の数量基準 丸め単位/方法 の丸めを代価表内の構成データの 数量 に適用します。
代価内数量 の設定に優先して 単価表等の数量基準 丸め単位/方法 の設定が適用されます。
※メンテナンス-各種設定内の 数量基準まるめ 対象外設定 で登録されているデータについては、 単価表等の数量基準 丸め単位/方法 の丸めの適用対象外となります。
代価表内の構成データのうち、数量を計算式で算出している(歩掛メンテナンス内で 数量 計算利用No. が設定されている)データについて、 単価表等の数量基準 丸め単位/方法 の丸めを適用します。
※メンテナンス-各種設定内の 数量基準まるめ 対象外設定 で登録されているデータについては、 単価表等の数量基準 丸め単位/方法 の丸めの適用対象外となります。
計算メンテナンス県別計算式 が設定されている場合は、本設定の丸めは適用されません。
代価表内の構成データのうち、数量を計算式で算出している(歩掛メンテナンス内で 数量 計算利用No. が設定されている)要素が 経費・その他 以外の単価データについて、 単価表等の数量基準 丸め単位/方法 の丸めを適用します。
メンテナンス-各種設定 内の 数量基準まるめ 対象外設定 で登録されているデータについては、 単価表等の数量基準 丸め単位/方法 の丸めの適用対象外となります。
計算メンテナンス県別計算式 が設定されている場合は、本設定の丸めは適用されません。
・しない
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・すべて対象
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・計算式で算出するもの
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・計算式、且つ、機・労・材
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5.1.7.2. 単価表等の数量基準 丸め単位/方法

単価表等の数量基準 設定を しない 以外に設定した場合の代価に含まれる該当構成データの数量に対して適用する丸め設定です。
※丸め単位の選択肢として 1以上、1未満 を選んだ場合、
1以上 の数量に対しては 小数第2位 で丸め、
1未満の数量 に対しては 小数第3位 で丸められます。
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5.1.8. 代価内数量

代価に含まれる構成データ(歩掛の構成要素)の 数量 に関する丸めです。
※前項目 単価表等の数量基準しない 以外に設定されている場合は、 単価表等の数量基準 の設定が優先して反映されます。
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5.1.8.1. 労務単価 丸め単位/方法

代価に含まれる労務単価の 数量 に関する丸めです。
しない に設定している場合は、 代価内数量 その他 丸め単位/方法 の設定が反映されます。
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5.1.8.2. 機械代価 丸め単位/方法

代価に含まれる機械代価(機械運転歩掛等)の数量に関する丸めです。

注釈

しない に設定している場合は、 代価内数量 その他 丸め単位/方法 の設定が反映されます。

注釈

対象となるのは、代価に含まれる代価の 歩掛区分機械運転 である機械代価です。

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5.1.8.3. その他 丸め単位/方法

代価に含まれるデータのうち、 労務単価と機械代価(機械運転歩掛等) 以外のデータの 数量 に関する丸めです。

注釈

次設定項目を機械損料は 「機械代価」の丸めを参照する に設定している場合で、 機械代価以外の代価に含まれる機械損料単価数量 の丸めは、 代価内数量 機械代価 丸め単位/方法 の設定値を反映します。

_images/5inpt01a02d.png

5.1.8.4. 機械損料は「機械代価」の丸めを参照する/機械損料は「機械代価」の丸めを参照しない

機械代価以外の代価 に含まれるデータのうち、 機械損料単価数量 に関する丸めです。
対象データ
機械損料は「機械代価」の丸めを参照する
機械損料は「機械代価」の丸めを参照しない
機械代価以外の代価に含まれる機械損料単価
機械代価以外の代価に含まれる機械損料単価
機械損料は「機械代価」の丸めを参照する に設定している場合、 代価内数量 機械代価 丸め単位/方法 の設定値を反映します。
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機械損料は「機械代価」の丸めを参照する に設定している場合、 代価内数量 その他 丸め単位/方法 の設定値を反映します。
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注釈

機械代価 に含まれる 機械損料単価 については本設定は反映されないため、 機械損料は「機械代価」の丸めを参照する に設定している場合でも、 その他 丸め単位/方法 の設定値を反映します。

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5.1.9. 計算条件による補正後の単価金額

市場単価歩掛のように歩掛選択時の計算設定により計上される単価に補正が掛かる場合や、代価の単位当り金額に補正が掛かる場合の補正後の単価・単位当り金額等に対して行う端数処理の設定です。
計上される単価要素( 機械損料/機械賃料/労務/主要材料/仮設材料/材料損料/市場単価/標準単価/経費・その他/歩掛 )毎に設定項目が分かれています。

5.1.9.1. 計算条件による補正後の単価金額 機械損料/機械賃料/労務/主要材料/仮設材料/材料損料/市場単価/標準単価/経費・その他

市場単価歩掛の場合、材料費・労務費・機械経費等を内在した市場での取引価格に基づく 市場単価 について、施工規模等による 補正を行った結果 (市場単価歩掛等により下位代価等に計上される補正された市場単価)に対する丸めを設定します。

注釈

未補正の市場単価 については、 単価選択 画面で頭文字 P で始まる単価より確認できます(例.単価分類:30(土木工事市場単価(未補正))-3(ガス圧接工)-00(小分類設定なし)内のP000051(鉄筋工))。

注釈

施工規模等の 補正を行った市場単価 の計上については、 歩掛選択 において、対応する 市場単価歩掛 (例.工種495(土木工事市場単価)等に属する歩掛等)を選んでください。歩掛選択時の計算条件で施工規模等の条件を設定すると、設定に応じて補正された市場単価(頭文字Pの単価)が下位代価等に計上されます。

_images/5inpt01a02h.png

5.1.9.1.1. 補正前の桁数で丸める

市場単価標準単価 の選択肢 補正前の桁数で丸める を選ぶと、計算条件で算出した補正係数を乗ずる前の金額(未補正の市場単価等)の桁数に合わせて、補正後の桁数を丸めます。

注釈

補正前の桁数で丸める切り捨て の場合
例1.補正前: 203 、補正係数:0.956→203*0.956=194.068≒ 194 (補正前の桁数が/切り捨て)
_images/5inpt01a02h02.png

5.1.9.2. 計算条件による補正後の単価金額 歩掛

各代価の補正後 単位当り金額 に対して丸めを設定します。

注釈

施工パッケージ の合成単価の補正後 合計金額 については、 入力設定-施工パッケージ-単価補正後の丸め処理 内の対応する要素の丸め設定が反映されます。

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注釈

個別代価毎に丸め設定を変更したい場合は、代価内訳内の補正設定画面より丸め設定を変更してください。

_images/5inpt01a02i2.png

5.1.9.3. 計算条件による補正後の単価金額 補正係数が1の場合の動作

市場単価歩掛等の補正値が1だった場合における、 補正後の単価金額 の各丸めの適用/非適用を設定します。

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5.1.10. 土木工事市場単価の週休2日補正 計算方法

土木工事市場単価に対する週休2日補正 に対する端数処理方法の設定です。
以下の表のとおり、どこで端数処理(丸め)をするか選択することができます。
分割丸め(市場単価×施工規模等補正)(丸め)×週休2日補正(丸め)
単価と施工規模補正を丸めた後、週休2日補正をかけて丸めをする方法
分割丸め(市場単価×週休2日補正)(丸め)×施工規模等補正(丸め)
単価と週休2日補正を丸めた後、施工規模等補正をかけて丸めをする方法
一括丸め(市場単価×週休2日補正×施工規模等補正)(丸め)
全て一括で計算して丸める方法
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5.1.11. 下水道工事市場単価の週休2日補正 計算方法

下水道工事市場単価に対する週休2日補正 に対する端数処理方法の設定です。
計算の選択肢に関しては、土木工事市場単価の週休2日補正 と同じです。
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5.1.12. 港湾工事市場単価の週休2日補正 計算方法

港湾市場単価に対する週休2日補正 に対する端数処理方法の設定です。
計算の選択肢に関しては、土木工事市場単価の週休2日補正 と同じです。
_images/5inpt01a02m.png

5.1.13. 労務補正単価の週休2日補正 計算方法

交代制等の 労務補正単価 計上時の計算方法に関する設定です。
交代制等の補正とは別に端数処理を行う(丸め)
端数処理済みの交代制等の労務補正単価 に対して 週休2日補正 後にさらに 補正後の労務単価による丸め を行う(単価コードは変わりません)
週休2日補正を含む単価を使う
補正なしの基準単価 に対して 交代制等の労務補正週休2日補正 をまとめて行った後に端数処理を行った単価に置き換える
※異なるコードの単価への置換となるので、 補正後の労務単価 の丸めは反映されません。
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5.1.14. 市場単価 施工規模等補正後の丸め

市場単価の補正で、 分割丸め に設定したときに反映される丸めです。
ここで設定した丸めは、市場単価で 施工規模等補正 を計算したときのみ反映されます。
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5.1.15. 市場単価 週休2日補正の丸め

市場単価の補正で、週休2日補正を計算した時に反映される丸めです。
ここで設定した丸めは、市場単価で 週休2日補正 を計算したときのみ反映されます。
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5.1.16. 計算式結果丸め

歩掛の計算条件等の設定に基づき算出される計算式結果に対する丸めです。

5.1.16.1. 計算式結果丸め 市場単価 丸め方法

市場単価歩掛の計算条件において、施工規模等の設定に基づき算出される市場単価の補正係数等の計算結果に対する丸め設定です。

注釈

市場単価歩掛計算式 に設定されている 計算単位システム設定に準拠(市場単価) の場合のみ、本設定が反映されます。

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システム準拠になっているかどうかは、 計算メンテナンス画面 から 計算コード で検索をし、確認することができます。 計算コード は、 歩掛メンテナンス で調べたい歩掛コードを入力することで、参照できます。
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5.1.16.2. 計算式結果丸め 標準単価 丸め方法

土木工事標準単価計算条件 により算出される市場単価の 補正係数 等の計算結果に対する丸め設定です。

注釈

標準単価歩掛計算式 に設定されている 計算単位システム設定に準拠(標準単価) の場合のみ、本設定が反映されます。

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5.1.16.3. 計算式結果丸め 除雪労務補正 丸め方法

除雪機械運転歩掛計算条件 において、作業(勤務)時間を直入力に設定した場合に算出される補正係数に対する丸め設定です。

注釈

除雪労務補正歩掛計算式 に設定されている 計算単位システム設定に準拠(除雪) の場合のみ、本設定が反映されます。

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5.1.16.4. 計算式結果丸め 通常 丸め方法

歩掛の 計算条件 の設定に基き適用される 計算式 の結果に対する丸め設定です。

注釈

本設定をしないに設定している場合は、 計算式 に設定されている 計算単位 が反映されます。

注釈

歩掛の 計算式 に設定されている 計算単位1円単位(小数なし) に設定されている場合、本設定は反映させず、小数点以下はなしで丸められます。

注釈

歩掛の 計算式 に設定されている 計算単位システム設定に準拠 の場合、前設定項目 計算式結果丸め 市場単価 丸め方法 の丸めが適用されます。

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・計算式の計算単位:1円単位(小数なし)
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・計算式の計算単位:小数第1~5位/計算式結果丸め 通常 丸め方法:しない
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・計算式の計算単位:小数第1~5位/計算式結果丸め 通常 丸め方法:小数第1~5位止め
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・計算式の計算単位:システム設定に準拠
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5.1.17. 市場単価の補正方法

市場単価歩掛 計上時に代価表内に計上される 市場単価 (コード先頭が P で始まる単価)に反映される補正の方法(補正対象)を設定します。

歩掛の計算方法で設定されている既定値 に従って補正反映
数量 で補正
数量 に対して補正反映
単価 で補正
単価 に対して補正反映
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・既定値(市場単価の補正方法)
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数量で補正(市場単価の補正方法)
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・単価で補正(市場単価の補正方法)
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5.1.18. 標準単価の補正方法

土木工事標準単価歩掛 計上時に代価表内に計上される 標準単価 (コード先頭が P で始まる単価)に反映される補正の方法(補正対象)を設定します。

歩掛の計算方法で設定されている既定値 に従って補正反映
数量 で補正
数量 に対して補正反映
単価 で補正
単価 に対して補正反映
・既定値(標準単価の補正方法)
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・数量で補正(標準単価の補正方法)
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・単価で補正(標準単価の補正方法)
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5.1.19. 機械運転繰り上げの動作(公共土木・公共地整・土地改良・土地地整)

歩掛追加時における機械運転代価構成データの上位代価繰り上げの設定です。
選択肢の説明については、下表を参照ください。

注釈

本項目は、積算体系が 公共土木/公共地整/土地改良/土地地整 の場合のみ設定可能です。

歩掛追加時に機械運転代価構成データを 上位代価へ繰り上げない
歩掛追加時に機械運転代価構成データを 上位代価へ繰り上げる
歩掛追加時に機械運転代価構成データの 上位代価への繰り上げに関する選択肢を表示
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手動
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自動
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確定時に確認
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5.1.20. 機械運転繰り上げ数量の丸め(公共土木・公共地整・土地改良・土地地整)

機械運転歩掛を上位代価へ繰り上げ処理する際の計算方法の設定です。
選択肢については、下表を参照ください。

注釈

本項目は、積算体系が公共土木/公共地整/土地改良/土地地整の場合のみ設定可能です。

_images/5inpt01a03k.png _images/5inpt01a03l.png
・標準積算
計算例(標準積算の場合)
単価名称
単価の要素
下位数量×上位数量=繰上数量
繰り上げ時の丸め処理
特殊運転手
労務
0.16×1.9=0.304
0.30(←小数2桁/四捨五入)
軽油
材料
6.3×1.9=11.97
12(←有効2桁/四捨五入)
バックホウ損料
機械損料
1×1.9=1.9
1.9(←有効2桁/四捨五入)
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・材料(小数3桁 切り捨て)、他(小数2桁 四捨五入)
計算例(材料(小数3桁 切り捨て)、他(小数2桁 四捨五入)の場合)
単価名称
単価の要素
下位数量×上位数量=繰上数量
繰り上げ時の丸め処理
特殊運転手
労務
0.16×1.9=0.304
0.30(←小数2桁/四捨五入)
軽油
材料
6.333×1.9=12.0327
12.032(←有効3桁/切り捨て)
バックホウ損料
機械損料
1×1.9=1.9
1.9(←有効2桁/四捨五入)
_images/5inpt01a03n.png

注釈

下位代価のデータを上位代価に繰り上げて歩掛行と置き換える処理については、代価内の該当歩掛行選択後、右クリックメニューより 下位代価繰り上げ をクリックしてください。

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5.1.21. 下位代価繰り上げ数量の丸め(公共土木・公共地整・土地改良・土地地整)

下位代価繰り上げ時 の数量の丸めの設定です。

注釈

公共土木/公共地整/土地改良/土地地整の代価内訳内で機械運転歩掛を下位代価繰り上げした場合は、該当歩掛の積算体系のシステム設定内の機械運転繰り上げ数量の丸めの設定が適用されます。

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5.1.22. 単価の算出方法 機械賃料 単価算出方法

機械賃料単価 について、 物調経調平均安値 等の設定を行います。歩掛選択時の下位代価内の単価や、単価選択時の算出方法の初期値に反映されます。

注釈

選択肢 工事情報の単価算出に準拠 を選んだ場合は、工事情報単価詳細設定 単価 算出方法 の設定が反映されます。

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5.1.23. 単価の算出方法 機械賃料 単価丸め方法

機械賃料単価について、前設定項目 単価の算出方法 機械賃料 単価算出方法 に基づき計上される単価金額の端数処理の方法を設定します。

注釈

詳しくは 工事情報設定単価詳細設定 単価 丸め方法 を参照ください。

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5.1.24. 機労材数量集計 丸め方法

各機労材データの 総設計数量 算出時に対する丸め設定です。

注釈

個々の機労材データの総設計数量の算出については、集計行や工場製作集計行において、下位代価内の機労材データを集計対象とした場合等の金額算出時にも行われます。

詳しくは、次項 明細設定計算行集計丸めをする を参照ください。

総設計数量の計算例
・上位歩掛の数量:11.234[m3]
・下位代価表の表す合計数量:2.3[人]
・下位代価表内の単価データの数量:2.3[人]
機労材数量集計 の設定: 小数第3位止め/四捨五入
 ⇒単価データの総設計数量
 =上位歩掛の数量×該当データの下位代価単位当り数量
 =11.234[m3] × (2.3[人]/10[m3])
 =2.58382[人]
 ≒2.584[人] (← 小数第3位止め/四捨五入 )
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5.1.25. 明細設定計算行集計丸めをする

集計行/工場製作集計行 等の 金額 について、 集計対象を下位代価内のデータ等に設定した場合 、歩掛金額として計上される過程における丸め設定( 横計(数量×単価)/単位当り金額/直接工事費 丸め単位/方法 /該当行の 金額丸め 等)を考慮して集計する設定です。

注釈

しない に設定した場合、歩掛金額として計上される過程の丸めを反映せず、下位代価内の該当データの数量・単価等から算出した 円止め/切り捨て の金額を計上します(最終的に 集計行金額丸め の設定を反映します)。

する
集計対象を下位代価内の構成データに設定した場合、
該当データについて、 歩掛金額として計上する過程における丸め
( 横計(数量×単価)単位当り金額直接工事費 丸め単位/方法 /該当行の金額丸め等)を考慮して集計後、
最終的に 集計行金額丸め の設定を反映
しない
集計対象を下位代価内の構成データに設定した場合、
該当データについて、 歩掛金額として計上される過程の丸めを反映せず
下位代価内の該当データの数量・単価等から算出した 円止め/切り捨て の金額を計上し、
最終的に 集計行金額丸め の設定を反映
・する
明細設定計算行集計丸め:するの場合の計算例
・下位代価表内の対象データの数量:1.23[m3]
・下位代価表内の対象データの単価:1,234[円]
・下位代価表の表す合計数量:10[m3]

 ⇒下位代価表内の対象データの金額
 =下位代価表内の対象データの数量×下位代価表内の対象データの単価
 =1.23[m3]×1,234[円]
 = 1,517 .82[円]
 ≒ 1,517 [円](← 横計(数量×単価) :有効4桁/切り捨て)
 ⇒下位代価表内の対象データの単位当り金額(上位歩掛の対象データの単価)
 =下位代価表内の対象データの金額÷下位代価表の表す合計数量
 =1,517[円]÷10[m3]
 = 151.7 [円/m3](← 単位当り金額 :小数第1位止め/切り上げ)

 ⇒対象データの歩掛計上金額
 =上位歩掛の数量×下位代価表内の対象データの単位当り金額
 =1[m3]×151.7[円/m3]
 = 151.7 [円]
 = 152 [円](←上位歩掛行の 金額丸め :1円単位/切り上げ)

 ⇒集計行の金額
 =対象データの歩掛計上金額
 =152[円]
 = 152 [円](←集計行の 金額丸め :(1円単位/切り捨て))
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・しない
・下位代価表内の対象データの数量:1.23[m3]
・下位代価表内の対象データの単価:1,234[円]
・下位代価表の表す合計数量:10[m3]
・上位歩掛の数量:1[m3]

 ⇒対象データの集計金額
  =(下位代価表内の対象データの数量/下位代価表の表す合計数量)
   ×下位代価表内の対象データの単価×上位歩掛の数量
  =(1.23[m3]/10[m3])×1,234[円]×1[m3]
  =151.782[円]
  ≒ 151 [円](←円止め/ 切り捨て…※歩掛計上時の丸めを考慮せずに集計
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5.1.26. 機械賃料の長期割引をする

機械賃料単価(K000001~K001999) を計上した際、対応する 長期割引補正有り単価(K091001~K092999)長期割引補正無し単価(K093001~K094999) のいずれに置き換えるかの設定です。

選択肢
する
しない
機械賃料単価
長期割引補正あり
長期割引補正なし
[単価コード]
K000001
:
K001001
:
K001999
[単価コード]
K091001
:
K092001
:
K092999
[単価コード]
K093001
:
K094001
:
K094999
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5.1.27. 土木工事市場単価の補正対象適用単価(初期値設定)

本項目で 以後適用する年月 を設定した場合、 設定した年月以後の単価で新規作成した工事 について 工事条件設定-週休2日に伴う補正 内の設定項目 週休2日に伴う補正を行う にチェックが付いていない場合、補正対象設定項目 土木工事市場単価 に初期値としてチェックが付くとともに、 週休2日に伴う補正を行う にチェックを付けると、 土木工事市場単価 に初期値としてチェックが付きます。

注釈

本項目は メンテナンス から呼び出した システム設定 のみで表示・設定できる機能です。

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5.1.28. 港湾工事市場単価の補正をする(初期値設定)

本項目にチェックを付けた場合、各工事の 工事条件設定-週休2日に伴う補正 内の設定項目 週休2日に伴う補正を行う にチェックが付いていない場合、補正対象設定項目 港湾工事市場単価 に初期値としてチェックが付くとともに、 週休2日に伴う補正を行う にチェックを付けると、 港湾工事市場単価 に初期値としてチェックが付きます。

注釈

本項目は メンテナンス から呼び出した システム設定 のみで表示・設定できる機能です。

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