3. 全般

3.1. 全般-表示・動作

積算システムでデータ入力する上での共通の設定項目です。

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3.1.1. 表示設定

3.1.1.1. 数量最低表示小数桁「0~5桁」

代価表内に計上されるデータの数量欄の数値について、 設定した桁数 に満たない場合でも、 設定した桁数まで0を表示する 設定です。

数量最低表示小数桁「0~5桁」の設定 数量欄の数値 数量欄の表示
5桁 1.3 1.30000
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3.1.2. 動作設定

3.1.2.1. 独自単価置換を行う(国・県から公表される資料に掲載されている金額が提供単価として存在する場合、その金額を採用するかの設定)

積算資料(経調)や建設物価(物調)等による 提供単価 (単価コード先頭文字がC以降のアルファベットで始まる単価)について、国・県などの発注者が公表している 資料単価 (AB単価)に対応するものが掲載されている場合、 提供単価資料単価 に置き換えます。
※本項目にチェックを付けていた場合でも、該当する資料単価(AB単価)に 変動区分 が付いている場合は、 資料単価 (AB単価)は採用されません。
工事情報の 単価算出方法標準以外 の場合、指定した提供単価が優先され、独自単価置換は行われません。
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3.1.2.2. 同じ表番号の代価をすべて更新する

代価表内の数量や単価を変更した際、同一表番号の代価に変更を反映するか確認メッセージを表示します。 「 この代価の変更を他の代価にも反映しますか? 」というメッセージ画面が表示されますので、 はいいいえ を選択してください。

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「はい」を選択した場合は、同一番号の代価全てに変更が反映されます。 「いいえ」を選択した場合は、編集した代価の表番号が新規番号に変更されます。

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3.1.2.3. 更新対象にその代価の摘要を含める

同じ表番号の代価を全て更新するにチェックを付けていた場合に設定できる項目で、同一代価一括更新時に摘要欄を更新対象/更新対象外に設定できます。

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3.1.2.4. 更新対象にその代価の付箋を含める

同じ表番号の代価を全て更新するにチェックを付けていた場合に設定できる項目で、同一代価一括更新時に付箋欄を更新対象/更新対象外に設定できます。

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3.1.2.5. 同じ単価を全て更新する

単価データの単位や単価金額等を修正した際、同一単価への変更の反映について、確認画面を表示します。

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3.1.2.6. 更新対象にその単価の摘要を含める

同じ単価を全て更新するにチェックを付けていた場合に設定できる項目で、同一単価更新時に摘要欄を更新対象/更新対象外に設定できます。

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3.1.2.7. 更新対象にその単価の付箋を含める

同じ単価を全て更新するにチェックを付けていた場合に設定できる項目で、同一単価更新時に付箋欄を更新対象/更新対象外に設定できます。

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3.1.2.8. 手入力単価ダブルクリックの動作

明細入力画面における手入力単価(先頭文字Wで始まるコードの単価)のNo.欄をダブルクリックした際の挙動を設定します。選択肢については、下表を参照ください。

手入力単価ダブルクリックの動作の選択肢
選択肢 説明
名称で単価を検索 該当単価の名称 をキーワードとして検索した結果を一覧表示
前回選択単価を表示 直前に選んだ単価 を選択した状態で単価選択画面表示
前回選択分類を表示 直前に選んだ分類 を選択した状態で単価選択画面表示

・名称で単価を検索/前回選択単価を表示 の場合

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・前回選択分類を表示 の場合

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3.1.2.9. 未確定の歩掛参照時の動作

未確定代価参照時(「?」アイコンダブルクリック時)の挙動を設定します。選択肢については、下表を参照ください。

未確定の歩掛参照時の動作
選択肢 説明
名称で歩掛を検索 該当未確定代価の名称 をキーワードとして検索した結果を一覧表示
前回選択歩掛を表示 直前に選んだ歩掛 を選択した状態で歩掛選択画面表示

・名称で歩掛を検索

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・前回選択歩掛を表示

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注釈

本設定を 前回選択歩掛を表示 に設定している場合は、 歩掛選択時に施工コードから歩掛選択をする の設定にかかわらず、前回選択歩掛が表示されます。

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3.1.3. おまかせ積算 動作設定

設計書取り込みしたデータに対しておまかせ積算による未確定代価の特定を行う際の設定です。

3.1.3.1. おまかせ積算の機能を有効にする

チェックを付けるとおまかせ積算機能が有効になり、工事編集画面におまかせ積算の起動ボタン等が表示されます。

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3.1.3.2. 取り込み処理後に実行するか確認する

設計書を取り込んだ直後の内訳編集画面 における おまかせ積算実行確認画面の自動表示 の設定です。
おまかせ積算の機能を有効にする にチェックが無ければ、 取り込み処理後に実行するか確認する にチェックが付いていても、 設計書取り込み直後 のおまかせ積算確認画面は自動表示されません。
おまかせ積算実行確認画面 にある端末単位での設定項目 次回からこの画面を自動表示しない にチェックが付いている場合は、 取り込み処理後に実行するか確認する にチェックが付いていても、 設計書取り込み直後のおまかせ積算確認画面 は自動表示されません。
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3.1.3.3. 検索時に行う動作(上から優先)

おまかせ積算による未確定代価の特定を行う際の照合項目の設定です。チェックの付いた項目について、後述する項目順に優先的におまかせ積算時の未確定代価の照合・特定が行われます。
※おまかせ積算については おまかせ積算ドキュメント を参照ください。
おまかせ積算における照合項目
設定項目 説明
積算分析データによるマッチング
取り込まれた 未確定代価の名称置き換えた歩掛コード との 対応履歴 をサーバー上で分析し、重み等を調整したデータを基に該当歩掛を特定
※下位設定項目により、適用する分析データの領域を 分析データ全体社内の分析データユーザー個人の分析データ 等に設定できます
 歩掛のマッチング
積算分析データによるマッチング を歩掛の特定に適用する場合にチェックを付けてください
 計算条件のマッチング
積算分析データによるマッチング を計算条件の特定に適用する場合にチェックを付けてください
 計算条件内の単価コードは採用しない
計算条件のマッチング にチェックを付け、 積算分析データによるマッチング を計算条件にも適用する場合において、計算条件内の単価コードについて採用しない場合にチェックを付けてください
過去の積算データに基づくマッチング
取り込まれた 未確定代価の名称置き換えた歩掛コード との 対応履歴 を基に該当歩掛を特定
施工コード、またはページによるマッチング
取り込まれた 未確定代価の施工コード または 積算基準のページ を基に該当歩掛を特定
※設計書から 施工コード を取得できた場合のみマッチングを行います
※設定項目 歩掛選択時に施工コード、またはページから歩掛選択をする にチェックを付けていない場合、本設定は変更できません。
おまかせ積算における照合項目
設定項目 説明
構成比によるマッチング
(施工Pのみ)
取り込まれた未確定代価の 構成比 を基に該当施工パッケージを特定
※設計書から 構成比 を取得できた場合のみマッチングを行います
取り込み名称によるマッチング
取り込まれた 未確定代価の名称等歩掛の名称等 を照合し該当歩掛を特定
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3.1.3.4. 上記のマッチングを行った結果、候補が絞り込めなかった場合の動作

おまかせ積算を行っても候補が絞り込めなかった場合の挙動を設定します。 選択肢については、下表をご参照ください。

歩掛検索 名称検索タブが選択され、取り込んだデータ名称を基に検索結果一覧表示
歩掛選択 分類選択タブが選択され、歩掛選択画面表示
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3.1.4. 設計書入力時の歩掛選択方法

3.1.4.1. 歩掛選択時に施工コード、またはページから歩掛選択をする

歩掛選択画面の 選択方法 の選択肢として 施工 (各発注者毎に決められている施工コードによる歩掛選択)を表示します。
また、設計書を取り込んだ工事において、取り込まれた 未確定代価の施工コード または 積算基準のページ を基に該当歩掛を特定する、設定項目 検索時に行う動作(上から優先) 内のマッチング処理設定項目 施工コード、またはページによるマッチング が有効になります。

注釈

本設定にチェックを付けた場合、 未確定代価 ダブルクリック時の 自動参照取込履歴検索施工P構成比検索施工P・市場単価歩掛名称検索 )は行われません。

注釈

本設定にチェックを付けた場合で、該当施工コードが検索されなかった場合は、 上記のマッチングを行った結果、候補が絞り込めなかった場合の動作 の設定に従います。

注釈

本設定にチェックを付なかった場合で、 外部取込み工事の参照機能実行時に歩掛取込履歴を参照する にチェックを付けている場合は、 外部取込み工事の参照機能実行時に歩掛取込履歴を参照する の制御に従います。

注釈

未確定の歩掛参照時の動作前回選択歩掛を表示 に設定している場合は、本設定にかかわらず、前回選択歩掛が表示されます。

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3.1.4.2. 設計書入力時の歩掛の選択の方法

「設計書入力時の歩掛選択の方法」で設定したものは、選択方法の設定値と連動します。

歩掛選択画面を起動したときに表示される分類方法の初期設定です。 分類方法ごとの歩掛選択順は下表の通りです。

標準
大工種工種種別細別 の順に歩掛を選択します。
資料本
黄本・赤本を参考に表示順序を作成しており、 大分類中分類工種種別細別 の順に歩掛を選択します。
施工
施工コードを登録している場合、施工コードから歩掛を選択します。
歩掛選択時に施工コード、またはページから歩掛選択をする にチェックを付けている場合のみ選択できます。
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3.1.4.3. 未編集データ参照時、施工コードを持つデータは常に施工選択を利用する

施工コードがある未編集データであれば、直前に別の歩掛選択(標準や資料本)にしていても、編集画面を開くと自動的に施工コードが選択された状態にするかどうか設定する機能です。
未編集データに 施工コード が有り、 システム設定内の「歩掛選択時に施工コードから歩掛選択」にチェックが入っていることが前提 で、下表に選択による分岐を記しています。
参照結果/参照後の挙動 未編集データ参照時、施工コードを持つデータは常に施工選択を利用する 参照結果
歩掛選択方法を別選択に変えて確定 →チェック有 →施工コード選択
歩掛選択方法を別選択に変えて確定 →チェック無 設計書入力時の歩掛選択の方法の設定に従う
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3.1.5. 外部取込み設定

3.1.5.1. 外部取込み工事の参照機能実行時に歩掛取込履歴を参照する

設計書取り込みで作成した工事の 未確定代価 アイコン(「 」マークのアイコン)をダブルクリックした際に、過去に 未確定代価 を置き換えた 履歴データ を置換候補として表示します。履歴データがない場合、施工パッケージ・構成比、次に名称で検索をかけ、それも無ければ 上記のマッチングを行った結果、候補が絞り込めなかった場合の動作 の設定に従います。

注釈

1次単価表 として取り込まれた未確定代価アイコンをダブルクリックした場合は、下位代価表に画面遷移します。

注釈

過去の置換履歴が一つしかない場合は、該当データを選択した状態で歩掛選択画面が表示されます。

注釈

歩掛選択時に施工コードから歩掛選択をする にチェックを付けている場合は 歩掛選択時に施工コードから歩掛選択をする の制御が優先され、 自動参照(取込履歴検索/施工P構成比検索/施工P・市場単価歩掛名称検索) は行われません。

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3.1.5.2. 外部取込み県別単価コードより金額をセットする

外部データ取り込み時の取り込み情報に県別単価コードが存在した場合、取り込みデータに県別単価金額を反映します。

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3.1.5.3. 下位が存在しない代価を参照する際、作成データの種類を選択表示する

下位構成が取り込まれていない未確定代価アイコン(「?」のアイコン)ダブルクリック時に、参照するデータ種別の選択肢を表示できます。

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3.1.5.4. 丸め諸雑費の計上は諸雑費の設定を参照する

設計書取り込みにより作成される代価表データの諸雑費設定について、取り込みデータ中の諸雑費行の有無に基づき代価表を生成するか、システム設定の1次単価表または代価表の諸雑費 丸め単位/方法の設定に基づき代価表を生成するかを設定できます。

設計書に諸雑費がなかった場合、設定による表示の有無
1次単価表/代価表の諸雑費
丸め単位/方法
諸雑費丸めはシステム設定を参照する
諸雑費の表示
計上しない
チェック有
表示されない
計上しない
チェック無
表示されない
丸めあり
チェック有
表示される
丸めあり
チェック無
表示されない
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3.1.6. 名称による代価一括変換設定

3.1.6.1. 代価No.が異なる同じ名前のデータも変換の対象にする

設計書を取り込んだ際に生成される 未確定代価 を参照置換する際、 表番号は異なるが名称は同一の未確定代価 についても一括置換の対象にします。 ※同一名称一括置換の対象項目については、工事内訳ツリーに該当項目が表示されるので、一括置換の対象とする項目にチェックを付けてください。

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3.1.6.2. 一次単価表は対象としない

本設定にチェックを付けておくと、未確定代価を置換した際、 表番号の異なる同一名称の未確定代価が一次単価表の場合 、一括置換処理の対象外とします。

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本設定は1次単価表の時のみ適用されるので、表番号の異なる同一名称の未確定代価が歩掛などの場合は、一括置換を行います。

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3.1.6.3. 工事内訳レベルのデータは対象としない

本設定にチェックを付けておくと、表番号の異なる同一名称の未確定代価が 工事内訳レベルに取り込まれている場合 、一括置換対象としません。

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3.1.6.4. 下位データが存在するものは対象としない

本設定にチェックを付けておくと、表番号の異なる同一名称の未確定代価に 下位表データが存在する場合 、一括置換対象としません。

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3.1.6.5. 下位データを比較する

表番号の異なる同一名称の未確定代価の 下位表内のデータの名称が異なる 場合、一括置換の対象としません。

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3.2. 全般-印刷・出力

積算システムでデータ出力する上での共通の設定項目です。

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3.2.1. 出力設定

3.2.1.1. 規格名称の出力をする(「$」によって囲まれた歩掛名称)

規格名称について、明細内訳画面や帳票出力時に表示します。

注釈

歩掛メンテナンス内の 種別印刷名称 の「$」で囲まれた文字列が対象となります。

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3.2.1.2. 積算書印刷に会社名の出力をする

積算書等の帳票出力時に会社名を表示します。

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3.2.1.3. 積算書印刷で各経費の計算式(算出方法)の出力をする

積算書出力時に各経費の計算式(算出方法)を表示します。

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3.2.1.4. 積算書印刷で施工コード入力した場合、施工コードの出力をする(施工設定された歩掛が存在した場合)

積算書出力時に施工コードを表示します。

注釈

施工コードが設定された歩掛のみ対象となります。

注釈

積算書印刷の詳細設定 [歩掛コード]の出力する の場合は、歩掛コードが優先表示されます。

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3.2.1.5. 積算書印刷で単価コードの出力をする

帳票代価表の積算書出力時に単価コードを表示します。

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3.3. 全般-消費税

消費税に関する設定項目です。

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3.3.1. 消費税の設定

3.3.1.1. 消費税率の入力

経費計算時等に適用する消費税率の初期値を設定します。

注釈

経費条件設定の消費税率(%)入力の設定値と連動しています。

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3.3.1.2. 消費税算出時に対する丸め方法

消費税算出時における丸め処理を設定します。

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