5.7. 入力設定-単価代価

単価代価の代価表における雑品・諸雑費に関する丸め等の設定項目です。

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5.7.1. 単位当り金額 丸め単位/方法 (単価代価)

単価代価の代価表内の各データの 金額 欄(=数量×単価)に対する丸め設定です。
丸めの種類が単位・小数・有効桁での丸めと、 金額範囲ごとの丸め の2種あり、選択することができます。
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5.7.1.1. 単位当り金額 金額範囲別の設定 (単価代価)

単価代価横計(数量×単価)・単位当り金額 において、 金額範囲ごとの丸め を行う場合の金額範囲の設定です。
指定した金額未満の場合、以上の場合とそれぞれ丸めの設定をすることができます。
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5.7.1.2. 単位当り金額 金額範囲別の設定 丸め単位/方法(単価代価)

単価代価横計(数量×単価)・単位当り金額 において、金額範囲別丸めを行う場合の金額範囲の設定です。
指定した金額未満の場合と、金額以上の場合の丸めをそれぞれ設定をすることができます。
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5.7.2. 諸雑費の計算対象(単価代価)

雑品計上(単価代価)諸雑費(単価代価) の丸めの対象として、 単価代価 の代価表の 合計金額単位当り金額 のいずれに適用するか設定します。

注釈

本設定項目を 単位当り金額 に設定した場合については、 丸め諸雑費マイナス計上 は行われません( 単位当り金額 に対して 諸雑費丸め適用しません )。

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5.7.2.1. [諸雑費丸め:計算対象:合計金額]の例

合計金額
=2.3×19,700
=45,310 [円/10m3]
≒45,300 [円/10m3] (←有効3桁/切り捨て)……A
丸め差額 =45,300-45,310=-10円
単位当り金額
=合計金額÷合計数量
=45,300÷10
≒4,530 [円/m3] ……B
諸雑費
丸め差額
-10円……C
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5.7.2.2. [諸雑費丸め:計算対象:単位当り金額]の例

合計金額(1)
=2.3×19,700
=45,310 [円/10m3]
単位当り金額
=合計金額(1)÷合計数量
=45,310÷10
≒4,531 [円/m3]
≒4,540 [円/m3] (←有効3桁/切り上げ)……B
合計金額(2)
=単位当り金額×合計数量
=4,540×10
=45,400 [円/m3] ……C
丸め差額
=合計金額(2)-合計金額(1)
=45,400-45,310
90円
諸雑費
90円……C
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5.7.2.3. [雑品計上丸め:計算対象:合計金額]の例

合計金額
=(100,000+1,000)+1,000×11%
=101,000+110 [円/2.2m3]
≒101,100 [円/2.2m3] (←有効4桁丸め)……A
丸め差額 =101,100-101,110= -10円
単位当り金額
=合計金額÷合計数量
=101,100÷2.2
≒45,954 [円/m3] ……B
諸雑費
= 1,000×11%+ 丸め差額
= 110 -10
= 100円 ……C
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5.7.2.4. [雑品計上丸め:計算対象:単位当り金額]の例

合計金額(1)
=(100,000+1,000)1,000×11%
=101,000+110
=101,110 [円/2.2m3]
単位当り金額
=合計金額(1)÷合計数量
=101,110÷2.2
≒45,959 [円/m3]
≒45,950 [円/m3] (←有効4桁丸め)……B
合計金額(2)
=単位当り金額×合計数量
=45,950×2.2
=101,090 [円/2.2m3] ……A
丸め差額
=合計金額(2)-合計金額(1)
=101,090-101,110= -20円
諸雑費
=1,000×11%+ 丸め差額
=110 -20 =90円 ……C
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5.7.3. 諸雑費が0円の場合の動作 (単価代価)

諸雑費が0円の時に、行を作成するかしないかを選択します。 設定や反映後の動作は、 他の入力設定と同じ です。

5.7.4. 雑品計上 (単価代価)

5.7.4.1. 雑品計上 設定

雑品 計上された 単価代価 について、前述の設定項目 諸雑費の計算対象(単価代価) で指定した対象金額( 代価表合計金額代価表単位当り金額 )に対する丸め処理の設定です。 丸め差額が雑品計上額( 諸雑費1 (#-000001)~ 諸雑費5 (#-000005))に反映されます。

注釈

計算方法は 切り捨て固定 です。

注釈

選択肢については、下表を参照ください。

処理しない
諸雑費の計算対象(単価代価) で指定した対象金額( 代価表合計金額代価表単位当り金額 )に対して丸めを適用しません。
%以内
諸雑費の計算対象(単価代価) で指定した対象金額( 代価表合計金額代価表単位当り金額 )に対して、後述の設定項目 雑品計上 丸め単位/方法 で設定した丸めを適用し、 雑品計上額 に反映します。
%以内に設定した場合の計算事例
雑品対象単価合計
=4,950+4,150+4,950
14,050……A
諸雑費の計算対象
合計金額( 代価表合計 )
代価表合計
雑品対象単価合計×(1+雑品数量)
=14,050×(1+16%)
=14,050×1.16%
=16,298
16,290 (← 有効4桁 (切り捨て) ……B )
雑品計上額
=代価表合計-雑品対象単価合計
=16,290-14,050
2,240……C
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5.7.4.2. 雑品計上 丸め単位/方法

前述の設定項目 雑品計上 設定%以内 に設定した場合に、雑品計上された 単価代価 について、設定項目 諸雑費の計算対象(単価代価) で指定した対象金額( 代価表合計金額代価表単位当り金額 )に対して適用される丸め単位を設定します。
設定項目については、下表を参照ください。
諸雑費の計算対象(単価代価) で指定した対象金額( 代価表合計金額代価表単位当り金額 )について、 代価表合計数量 の桁で丸めます。
※例.代価表合計数量:100m3→100円単位で丸め
丸め方法は切り捨て固定です。
諸雑費の計算対象(単価代価) で指定した対象金額( 代価表合計金額代価表単位当り金額 )について1円単位で丸めます。
丸め方法は切り捨て固定です。
諸雑費の計算対象(単価代価) で指定した対象金額( 代価表合計金額代価表単位当り金額 )について10円単位で丸めます。
丸め方法は切り捨て固定です。
諸雑費の計算対象(単価代価) で指定した対象金額( 代価表合計金額代価表単位当り金額 )について100円単位で丸めます。
丸め方法は切り捨て固定です。
諸雑費の計算対象(単価代価) で指定した対象金額( 代価表合計金額代価表単位当り金額 )について2桁で丸めます。
丸め方法は切り捨て固定です。
諸雑費の計算対象(単価代価) で指定した対象金額( 代価表合計金額代価表単位当り金額 )について3桁で丸めます。
丸め方法は切り捨て固定です。
諸雑費の計算対象(単価代価) で指定した対象金額( 代価表合計金額代価表単位当り金額 )について4桁で丸めます。
丸め方法は切り捨て固定です。
諸雑費の計算対象(単価代価) で指定した対象金額( 代価表合計金額代価表単位当り金額 )について5桁で丸めます。
丸め方法は切り捨て固定です。
単位当り丸めの計算事例
雑品対象単価合計
4,950+4,150+4,950
14,050……A
諸雑費の計算対象
合計金額 **(代価表合計)
代価表合計
=雑品対象単価合計×(1+雑品数量)
= 14,050×(1+16%)
= 14,050×1.16
= 16,298
16,200 (← 単位当り丸め (代価表合計数量100m3→100円単位で丸め ……B )
雑品計上額
=代価表合計-雑品対象単価合計
=16,200-14,050
2,150……C
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1円単位の計算事例
雑品対象単価合計
4,950+4,150+4,950
14,050……A
諸雑費の計算対象
合計金額 **(代価表合計)
代価表合計
=雑品対象単価合計×(1+雑品数量)
= 14,050×(1+16%)
= 14,050×1.16
= 16,298
16,298 (← 1円単位……B )
雑品計上額
=代価表合計-雑品対象単価合計
=16,298-14,050
2,248……C
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10円単位の計算事例
雑品対象単価合計
4,950+4,150+4,950
14,050……A
諸雑費の計算対象
合計金額 **(代価表合計)
代価表合計
=雑品対象単価合計×(1+雑品数量)
= 14,050×(1+16%)
= 14,050×1.16
= 16,298
16,290 (← 10円単位……B )
雑品計上額
=代価表合計-雑品対象単価合計
=16,290-14,050
2,240……C
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100円単位の計算事例
雑品対象単価合計
4,950+4,150+4,950
14,050……A
諸雑費の計算対象
合計金額 **(代価表合計)
代価表合計
=雑品対象単価合計×(1+雑品数量)
= 14,050×(1+16%)
= 14,050×1.16
= 16,298
16,200 (← 100円単位……B )
雑品計上額
=代価表合計-雑品対象単価合計
=16,290-14,050
2,150……C
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有効桁2桁の計算事例
雑品対象単価合計
4,950+4,150+4,950
14,050……A
諸雑費の計算対象
合計金額 **(代価表合計)
代価表合計
=雑品対象単価合計×(1+雑品数量)
= 14,050×(1+16%)
= 14,050×1.16
= 16,298
16,000 (← 有効桁2桁……B )
雑品計上額
=代価表合計-雑品対象単価合計
=16,000-14,050
1,950……C
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有効桁3桁の計算事例
雑品対象単価合計
4,950+4,150+4,950
14,050……A
諸雑費の計算対象
合計金額 **(代価表合計)
代価表合計
=雑品対象単価合計×(1+雑品数量)
= 14,050×(1+16%)
= 14,050×1.16
= 16,298
16,200 (← 有効桁3桁……B )
雑品計上額
=代価表合計-雑品対象単価合計
=16,200-14,050
2,150……C
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有効桁4桁の計算事例
雑品対象単価合計
4,950+4,150+4,950
14,050……A
諸雑費の計算対象
合計金額 **(代価表合計)
代価表合計
=雑品対象単価合計×(1+雑品数量)
= 14,050×(1+16%)
= 14,050×1.16
= 16,298
16,290 (← 有効桁4桁……B )
雑品計上額
=代価表合計-雑品対象単価合計
=16,290-14,050
2,240……C
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有効桁5桁の計算事例
雑品対象単価合計
4,950+4,150+4,950
14,050……A
諸雑費の計算対象
合計金額 **(代価表合計)
代価表合計
=雑品対象単価合計×(1+雑品数量)
= 14,050×(1+16%)
= 14,050×1.16
= 16,298
16,298 (← 有効桁5桁……B )
雑品計上額
=代価表合計-雑品対象単価合計
=16,290-14,050
2,248……C
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5.7.5. 丸め諸雑費の計上箇所 (単価代価)

複数の 雑品計上 (諸雑費1、諸雑費2…等)をした 単価代価 について、 諸雑費の計算対象(単価代価) で指定した対象金額( 代価表合計金額代価表単位当り金額 )に対する丸め設定時( 雑品計上 設定%以内 にした場合)における、代価合計の丸め差額を 最大金額の雑品 (諸雑費)に反映するか、 最終行の雑品 (諸雑費)に反映するかについて設定します。

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5.7.6. 諸雑費(単価代価)

5.7.6.1. 諸雑費 丸め単位/方法

単価代価 の下位代価表について、 諸雑費の計算対象(単価代価) で指定した対象金額( 代価表合計金額代価表単位当り金額 )に対する丸め設定で、丸めた金額との差額が 諸雑費 (#-000010)として、代価表末尾にデータ計上されます。

注釈

諸雑費区分有り複合 で設定されている 単価代価 の歩掛が対象となります。

注釈

諸雑費区分 については、 歩掛メンテナンス 、または代価表画面下部ステータスバー内の 諸雑費の切り替え をクリックして表示される諸雑費計上の設定状態より確認できます。

諸雑費の計算対象 で指定した対象金額( 代価表合計金額代価表単位当り金額 )について、
代価表合計数量 に対応する後述の丸め設定( 諸雑費 1単位当り諸雑費 10単位当り /諸雑費 100単位当り/諸雑費 1000単位当り/諸雑費 その他)を適用し、 丸め差額諸雑費 (#-000010)として計上します。
例1.代価表合計数量: 100m3諸雑費 100単位当り の丸め適用
例2.代価表合計数量: 122m3諸雑費 その他の 丸め適用
諸雑費の計算対象で指定した対象金額( 代価表合計金額代価表単位当り金額 )について2桁で丸め、 丸め差額諸雑費 (#-000010)として計上します。
設定した 丸め方法切り上げ切り捨て四捨五入 )を適用します。
諸雑費の計算対象で指定した対象金額( 代価表合計金額代価表単位当り金額 )について3桁で丸め、 丸め差額諸雑費 (#-000010)として計上します。
設定した 丸め方法切り上げ切り捨て四捨五入 )を適用します。
諸雑費の計算対象で指定した対象金額( 代価表合計金額代価表単位当り金額 )について4桁で丸め、 丸め差額諸雑費 (#-000010)として計上します。
設定した 丸め方法切り上げ切り捨て四捨五入 )を適用します。
諸雑費の計算対象で指定した対象金額(代価表合計金額/代価表単位当り金額)について5桁で丸め、丸め差額を 諸雑費 (#-000010)として計上します。
設定した 丸め方法切り上げ切り捨て四捨五入 )を適用します。
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注釈

計算事例に関しては、 代価表と同じ ですのでそちらを参照ください。

5.7.6.2. 諸雑費 1単位当り

諸雑費 丸め単位/方法(単価代価)単位当り丸め にしている場合において、 単価代価代価表合計数量1 の場合に適用する丸めを設定します。
丸めの選択に関しては、代価表と同じ ですのでそちらを参照ください。

5.7.6.3. 諸雑費 10単位当り

諸雑費 丸め単位/方法(単価代価)単位当り丸め にしている場合において、 単価代価代価表合計数量10 の場合に適用する丸めを設定します。
丸めの選択に関しては、代価表と同じ ですのでそちらを参照ください。

5.7.6.4. 諸雑費 100単位当り

諸雑費 丸め単位/方法(単価代価)単位当り丸め にしている場合において、 単価代価代価表合計数量100 の場合に適用する丸めを設定します。
丸めの選択に関しては、代価表と同じ ですのでそちらを参照ください。

5.7.6.5. 諸雑費 1000単位当り

諸雑費 丸め単位/方法(単価代価)単位当り丸め にしている場合において、 単価代価代価表合計数量1000 の場合に適用する丸めを設定します。
丸めの選択に関しては、代価表と同じ ですのでそちらを参照ください。

5.7.6.6. 諸雑費 その他

諸雑費 丸め単位/方法(単価代価)単位当り丸め にしている場合において、 単価代価代価表合計数量1・10・100・1000以外 の場合に適用する丸めを設定します。
丸めの選択に関しては、 代価表と同じ ですのでそちらを参照ください。