6. 共通費算定¶
6.1. 共通費算定-丸め設定¶
共通費計算時の丸めに関する設定項目です。

6.1.2. 率算定時の対象額¶
共通費計算時の各経費率( 共通仮設費率/現場管理費率/一般管理費率 )算定式に代入する 対象額を1000で除した値 に対する丸め処理の設定です。
共通仮設費率
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・直接工事費:123,456,789円
・工期:1月
→共通仮設費率=18.03×(直接工事費÷1,000)^(-0.2027)×(工期)^(0.4017)
=18.03×(123,456,789÷1,000)^(-0.2027)×1^(0.4017)
=18.03×(123,456 .789 )^(-0.2027)×1^(0.4017) ←率算定時の対象額:小数第3位止め/切り捨て
=1.674...
≒1.67
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現場管理費率
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・純工事費:126,913,579円
・工期:1月
→現場管理費率=356.2×(純工事費÷1,000)^(-0.4085)×(工期)^(0.5766)
=356.2×(126,913,579÷1,000)^(-0.4085)×1^(0.5766)
=356.2×(126,913 .579 )^(-0.4085)×1^(0.5766) ←率算定時の対象額:小数第3位止め/切り捨て
=2.930...
≒2.93
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一般管理費等率
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・工事原価:134,667,998円
→一般管理費等率=28.978-3.173×log(工事原価÷1,000)
=28.978-3.173×log(134,667,998÷1,000)
=28.978-3.173×log(134,667 .998 ) ←率算定時の対象額:小数第3位止め/切り捨て
=12.702...
≒12.70
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6.1.3. 工事価格【総計】集計方法¶
工事価格 に対する集計方法の設定です。
各分割区分毎に算出した 工事原価 の集計額を基に 一般管理費・工事価格 を算出
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各費目の総計金額(合算金額)を積み上げて算出した 工事原価 を基に 一般管理費・工事価格 を算出
※各費目の率分・積上分の合算時に 総計丸め を適用
※但し各経費率算出のための 対象額 については、分割区分毎に算出した対象額を集計するため、 総計丸め は反映されません。
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(総計丸めは各経費計に適用)
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各費目の総計金額(合計金額)を積み上げて算出した 工事原価 を基に 一般管理費・工事価格 を算出
※各費目の率分・積上分の合算時には総計丸めを適用せず、率分合算と積上分合算の和である費目総計に対してのみ 総計丸め を適用
※但し各経費率算出のための 対象額 については、分割区分毎に算出した対象額を集計するため、 総計丸め は反映されません。
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各分割区分毎に算出した 工事原価 の集計額を基に 一般管理費・工事価格 を算出します。

各費目の総計金額(合算金額)を積み上げて算出した 工事原価 を基に 一般管理費・工事価格 を算出します。
注釈
各費目の率分・積上分の合算時に 総計丸め を適用します。
注釈
但し各経費率算出のための 対象額 については、分割区分毎に算出した対象額を集計するため、 総計丸め は反映されません。

各費目の総計金額(合計金額)を積み上げて算出した 工事原価 を基に 一般管理費・工事価格 を算出します。
注釈
各費目の率分・積上分の合算時には 総計丸め を適用せず、率分合算と積上分合算の和である費目総計に対してのみ 総計丸め を適用します。
注釈
但し各経費率算出のための 対象額 については、分割区分毎に算出した対象額を集計するため、 総計丸め は反映されません。

6.1.4. 直接工事費¶
6.1.4.1. 直接工事費 率対象 丸め単位/方法¶
直接工事費(率対象)(直接工事費のうち共通費算出の対象となる額)に対する積上げ方法及び丸め処理の設定です。
注釈
本設定項目を 明細合計/細目合計 に設定した場合、次設定項目 直接工事費 率対象外 丸め単位/方法 も連動して同じ選択肢が設定されます。
注釈
選択肢については、下表を参照ください。
1~100000円単位
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共通費算出過程において、指定額より小さい桁の端数処理を行い、直接工事費集計時に反映します。
例)選択肢: 100円単位/切り捨て →11,111≒11,1 00 円
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有効3~5桁止め
|
共通費算出過程において、最上位から指定した桁数より小さい桁の端数処理を行い、直接工事費集計時に反映します。
例)選択肢: 有効3桁止め/切り捨て →11,111≒ 11,1 00円
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共通費算出過程において、内訳入力の 別紙明細 の丸め設定(システム設定の 入力設定-直接・共通費丸め設定-内訳書 内の 別紙明細 の端数処理設定のみを直接工事費集計時に反映します。
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明細合計 に設定した場合は、内訳入力の 各丸め設定 (システム設定の 入力設定-直接・共通費丸め設定-内訳書 内の各項目( 種目計 / 科目計 / 中科目計 / 細目計 / 別紙明細 )の端数処理設定を共通費計算時の直接工事費集計時に反映します。

細目合計に設定した場合は、内訳入力の 別紙明細 の丸め設定(システム設定の 入力設定-直接・共通費丸め設定-内訳書 内の 別紙明細 の端数処理設定のみを共通費計算時の直接工事費集計時に反映します。

6.1.4.2. 直接工事費 率対象外 丸め単位/方法¶
直接工事費(率対象外)(直接工事費のうち共通費算出の対象外となる額)に対する積上げ方法及び丸め処理の設定です。
注釈
本設定項目を 明細合計/細目合計 に設定した場合、前設定項目 直接工事費 率対象 丸め単位/方法 も連動して同じ選択肢が設定されます。
注釈
選択肢については、下表を参照ください。
1~100000円単位
|
共通費算出過程において、指定額より小さい桁の端数処理を行い、直接工事費集計時に反映します。
例)選択肢: 100円単位/切り捨て →11,111≒11,1 00 円
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有効3~5桁止め
|
共通費算出過程において、最上位から指定した桁数より小さい桁の端数処理を行い、直接工事費集計時に反映します。
例)選択肢: 有効3桁止め/切り捨て →11,111≒ 11,1 00円
|
共通費算出過程において、内訳入力の 別紙明細 の丸め設定(システム設定の 入力設定-直接・共通費丸め設定-内訳書 内の 別紙明細 の端数処理設定のみを直接工事費集計時に反映します。
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明細合計 に設定した場合は、内訳入力の 各丸め設定 (システム設定の 入力設定-直接・共通費丸め設定-内訳書 内の各項目( 種目計 / 科目計 / 中科目計 / 細目計 / 別紙明細 )の端数処理設定を共通費計算時の直接工事費集計時に反映します。

細目合計 に設定した場合は、内訳入力の 別紙明細 の丸め設定(システム設定の 入力設定-直接・共通費丸め設定-内訳書 内の 別紙明細 の端数処理設定のみを共通費計算時の直接工事費集計時に反映します。

6.1.4.3. 直接工事費 総計 丸め単位/方法¶
直接工事費(総計)( 工事区分 (建築工事/電気設備工事等)毎の集計金額の合算金額)に対する積上げ方法及び丸め処理の設定です。
1~100000円単位
|
共通費算出過程において、指定額より小さい桁の端数処理を行い、直接工事費集計時に反映します。
例)選択肢: 100円単位/切り捨て →11,111≒11,1 00 円
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有効3~5桁止め
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共通費算出過程において、最上位から指定した桁数より小さい桁の端数処理を行い、直接工事費集計時に反映します。
例)選択肢: 有効3桁止め/切り捨て →11,111≒ 11,1 00円
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明細合計 に設定した場合は、内訳入力の 各丸め設定 (システム設定の 入力設定-直接・共通費丸め設定-内訳書 内の各項目( 種目計 / 科目計 / 中科目計 / 細目計 / 別紙明細 )の端数処理設定を共通費計算時の直接工事費集計時に反映します。

6.1.6. 共通仮設費¶
6.1.6.2. 共通仮設費 積上げ 丸め単位/方法¶
共通仮設費(積上分)(共通仮設費のうち、直接工事費を対象額として率計算による算出されるものではなく、別途積上計上される額)に対する積上げ方法及び丸め処理の設定です。
注釈
選択肢については、下表を参照ください。
1~100000円単位
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共通費算出過程において、指定額より小さい桁の端数処理を行い、共通仮設費集計時に反映します。
例)選択肢: 100円単位/切り捨て →11,111≒11,1 00 円
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有効3~5桁止め
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共通費算出過程において、最上位から指定した桁数より小さい桁の端数処理を行い、共通仮設費集計時に反映します。
例)選択肢: 有効3桁止め/切り捨て →11,111≒ 11,1 00円
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共通費算出過程において、内訳入力の 共通費別紙明細 (システム設定の 入力設定-直接・共通費丸め設定-内訳書 内の 共通費別紙明細 の端数処理設定)を 共通仮設費(積上分) 集計時に反映します。
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明細合計 に設定した場合は、内訳入力の 共通費別紙明細 (システム設定の 入力設定-直接・共通費丸め設定-内訳書 内の 共通費別紙明細 )の端数処理設定を共通費計算時の 共通仮設費(積上分) 集計時に反映します。

6.1.6.3. 共通仮設費 総計 丸め単位/方法¶
共通仮設費(総計)( 工事区分 (建設工事/電気設備工事等)毎の集計金額の合算金額)に対する丸め処理の設定です。
注釈
敷地・工事区分の内容によっては、共通費算定画面では丸められていないことがあります。

6.1.7. 現場管理費¶
6.1.7.2. 現場管理費 積上げ 丸め単位/方法¶
現場管理費(積上分)(現場管理費のうち、純工事費を対象額として率計算による算出されるものではなく、別途積上計上される額)に対する積上げ方法及び丸め処理の設定です。
注釈
選択肢については、下表を参照ください。
1~100000円単位
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共通費算出過程において、指定額より小さい桁の端数処理を行い、共通仮設費集計時に反映します。
例)選択肢: 100円単位/切り捨て →11,111≒11,1 00 円
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有効3~5桁止め
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共通費算出過程において、最上位から指定した桁数より小さい桁の端数処理を行い、共通仮設費集計時に反映します。
例)選択肢: 有効3桁止め/切り捨て →11,111≒ 11,1 00円
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共通費算出過程において、内訳入力の 共通費別紙明細 (システム設定の 入力設定-直接・共通費丸め設定-内訳書 内の 共通費別紙明細 の端数処理設定)を 現場管理費(積上分) 集計時に反映します。
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明細合計 に設定した場合は、内訳入力の 共通費別紙明細 (システム設定の 入力設定-直接・共通費丸め設定-内訳書 内の 共通費別紙明細 )の端数処理設定を共通費計算時の 現場管理費(積上分) 集計時に反映します。

6.1.7.3. 現場管理費 総計 丸め単位/方法¶
現場管理費(総計)( 工事区分 (建設工事/電気設備工事等)毎の集計金額の合算金額)に対する丸め処理の設定です。
注釈
敷地・工事区分の内容によっては、共通費算定画面では丸められていないことがあります。

6.1.8. 一般管理費¶
6.1.8.2. 一般管理費 積上げ 丸め単位/方法¶
一般管理費(積上分)(一般管理費のうち、工事原価を対象額として率計算により算出されるものではなく、別途積上計上される額)に対する積上げ方法及び丸め処理の設定です。
注釈
選択肢については、下表を参照ください。
1~100000円単位
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共通費算出過程において、指定額より小さい桁の端数処理を行い、共通仮設費集計時に反映します。
例)選択肢: 100円単位/切り捨て →11,111≒11,1 00 円
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有効3~5桁止め
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共通費算出過程において、最上位から指定した桁数より小さい桁の端数処理を行い、共通仮設費集計時に反映します。
例)選択肢: 有効3桁止め/切り捨て →11,111≒ 11,1 00円
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共通費算出過程において、内訳入力の 共通費別紙明細 (システム設定の 入力設定-直接・共通費丸め設定-内訳書 内の 共通費別紙明細 の端数処理設定)を 一般管理費(積上分) 集計時に反映します。
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明細合計 に設定した場合は、内訳入力の 共通費別紙明細 (システム設定の 入力設定-直接・共通費丸め設定-内訳書 内の 共通費別紙明細 )の端数処理設定を共通費計算時の 一般管理費(積上分) 集計時に反映します。

6.1.8.3. 一般管理費 縦計調整¶
工事価格/工事費 の丸めで発生した端数金額を 一般管理費 に計上して調整し、 工事原価 以降の縦計の整合性を取る設定です。
工事価格/工事費 等での丸め端数金額に対する 一般管理費 での調整を行わない
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工事価格 での丸め端数金額を 一般管理費 に計上し、 工事原価 以降の縦計の整合性を調整
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工事費 での丸め端数金額を 一般管理費 に計上し、 工事原価 以降の縦計の整合性を調整
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一般管理費対象額 と 一般管理費率 から一般管理費を算出し、 工事価格/工事費 の丸め端数金額を調整を行いません。

丸め反映後の 工事価格計(税抜き) 金額と 工事原価計 を基に 一般管理費 を算出することで、 工事原価-一般管理費-工事価格 の縦計の整合性を調整します。

丸め反映後の 工事費(税込み) 金額から 消費税・工事価格・一般管理費 を逆算して縦計の整合性を調整します。

6.1.9. 工事価格¶
6.1.9.1. 工事価格 率対象 丸め単位/方法¶
工事価格(率対象) に対する丸め処理の設定です。
注釈
経費条件 の 一般管理費等の算出方法 を ~H29住宅基準(工事毎の一般管理費率により算出) にした場合、 分割区分 毎に算出された 率対象の工事価格 について、端数処理が反映されます。
