2. 工場製作費の計上
最初に工事内訳画面より、工場製作費目行を追加します。内訳画面の明細行右クリックメニューより、 工場製作 を選んでください。
工場製作工の開始行である 工場製作費 行(または 電気通信設備 行)と工場製作工の終端行である 工場製作集計行 ( 間接労務費 / 工場純工事費 / 工場管理費 / 工場製作原価 ( 工場製作(機器単体) の場合は 機器単体費 のみ))が内訳に追加されます。
注釈
ここでは、 工場製作 を選択した場合で説明します。
工場製作費目の各行が追加されたら、 工場製作費 行と 工場製作集計行 の間の行に工場製作対象データを追加してください。
先行する明細行 を 工場製作対象データ に含める場合は、設定画面より対象データにチェックを付けてください。
注釈
設定画面のチェックは、表示されている最下端明細データから連続的にチェックが付きます。
最下端データのチェックを含めずにチェックを付けたり、飛び飛びにチェックを付けることはできません。
工場製作費 行と 工場製作集計行 の間に 工場製作対象データ を追加したら、各行に対する集計対象を設定します。
最初に 間接労務費 行の集計対象とするデータを設定しますので、各該当データの 間接労務費 欄をダブルクリックしてチェックを付けてください。
間接労務費 欄にチェックを付けたデータの合計金額に 間接労務費率 を乗じた額が 工場製作集計行 の 間接労務費 行 金額 欄に 計上されます。
注釈
間接労務費率 については、 間接労務費 行の 計算行率(%) 欄で確認できます。
同様に、 工場純工事費 行の集計対象とするデータを設定しますので、各該当データの 純工事費 欄をダブルクリックしてチェックを付けてください。
純工事費欄にチェックを付けたデータの合計金額が 工場製作集計行 の 工場純工事費 行 金額 欄に計上されます。
引き続き、 工場管理費 行の集計対象とするデータを設定するので、各該当データの 管理費 欄をダブルクリックしてチェックを付けてください。
管理費 欄にチェックを付けたデータの合計金額に 工場管理費率 を乗じた額が 工場製作集計行 の 工場管理費 行 金額 欄に計上されます。
注釈
工場管理費率 については、 工場管理費 行の 計算行率(%) 欄で確認できます。
同様に、 (工場製作原価) 行の集計対象とするデータを設定するので、各該当データの 製作原価・機器単体費 欄をダブルクリックしてチェックを付けてください。
製作原価・機器単体費 欄にチェックを付けたデータの合計金額が 工場製作集計行 の (工場製作原価) 行 金額 欄に計上されます。
2.1. 工場管理費の二重計上に関する注意
上位と下位代価の両方で集計対象に設定した場合、二重計上されますので、ご注意ください。
2.2. 工場製作費目の率・丸め変更
間接労務費率 や 工場管理費率 等の 工場製作集計行 の率については、該当集計行の 計算行率(%) 欄より編集できます。
注釈
間接労務費率 / 工場管理費率 については、 工事情報 で選択した 経費工種 により、対応する値が初期値として設定されています。
工場製作集計行 の丸めについては、 システム設定 の 経費計算-丸め設定 内の工場製作に関連する設定項目( 間接労務費 / 純製作費 / 工場管理費 / 製作原価 )より設定を行ってください。
2.3. 工場製作費目の経費控除
工場製作集計行 ( 間接労務費 / 工場純工事費 / 工場管理費 / 工場製作原価 )の経費控除については、該当集計行の 経費控除 欄のリンクをクリックして表示される 経費控除設定 画面より設定でき、経費計算時に控除の集計対象となります。
注釈
工場製作(機器単体) ( 電気通信設備(機器単体) )の場合、集計行である 機器単体費 行の 経費控除 は、 一般管理費全額控除 が初期設定となります。
2.4. 電気通信歩掛の技術者間接費率の変更
工場製作費(電気通信) を計上している場合に算出される電気通信歩掛の 技術者間接費率 については、該当歩掛の 技術者間接費率(%) 欄より編集できます。
2.5. 機器単体費の補正設定
工場製作費(電気通信) / 工場製作(機器単体) ( 電気通信設備(機器単体) )を計上している場合で、 機器単体費 の対象データを設定する場合は、該当データの 機器種別 欄のリンクをクリックして表示される画面より該当項目を選択してください。
設定した対象データに対して、経費条件 機器管理費率補正 の設定に基づく補正値が経費計算時に反映されます。
注釈
内訳より、 機器単体費の対象データ として 機器種別 欄の設定を行う際の選択肢( 製作・設置する機器 / 製作のみを行う機器 / 移設を行う機器 )については、 経費条件 の 機器管理費率補正 で 上記を複合した場合 に設定した際に反映されます。
注釈
経費条件設定 で 上記を複合した場合 で経費計算を行う際に、 機器を支給する場合 については、該当データを 支給品 に設定した上で、 機器種別 欄をダブルクリックして チェック を付けてください。
2.6. 工場製作データの費目別一覧表示
工場製作集計行 ( 間接労務費 / 工場純工事費 / 工場管理費 / 工場製作原価 )の対象データとして、集計設定されているデータを一覧表示する場合は、内訳画面より画面上部の 一覧 をクリックして表示されるメニューより 工場製作 を選んでください。
画面左側の一覧項目のうち、工場製作関連の項目が展開・表示された状態で 一覧 画面が表示されるので、該当集計項目をクリックしてください。画面右に選択した集計項目の対象データが一覧表示されます。
また、一覧表示されたデータのうち、該当データ行をダブルクリックすると、ダブルクリックした行が選択された状態で、内訳画面が連動表示されます。
2.7. 工場製作費目の削除
工場製作工としての計上をやめる場合など、 工場製作費 行/ 工場製作集計行 を削除し、 工場製作対象データ のみ残す場合には、 工場製作費 行を選択し、右クリックメニューより 削除 をクリックしてください。
「工場製作データです、削除しますか?」 という確認画面が表示されるので、 はい をクリックしてください。 工場製作費行 / 工場製作集計行 のみ削除され、 工場製作対象データ が内訳に残ります。