3. 赤本・黄本(トンネル計算自動)

工事情報の 経費工種-トンネル赤本 または 黄本 に設定した場合、サイクルタイム算出方式を使用し、 赤本・労務分割/黄本・労務一括 の選択に基づき、トンネル計算に必要なデータを入力し、歩掛を自動生成します。
最初に上述の工事情報設定に基づき、 経費工種-トンネル赤本 または 黄本 に設定してトンネル工事を作成して下さい。
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システム設定画面 が表示されるので、各項目を設定後、 確定 をクリックして下さい。
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内訳画面が表示されたら、最初に 工法 を選択するので、 機能一覧 より トンネル計算(旧基準) をクリックして下さい。

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工法選択画面 が表示されるので、設計書を確認し、該当するトンネル工法を選んで下さい。
工法選択画面の選択肢
選択肢 説明
あらかじめ設定した岩質データ等に基づき、必要な歩掛を連続生成
その他工法 通常の積み上げ積算入力
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3.1. 断面順岩質入力

3.1.1. 工法切替

工法選択断面順岩質入力 を選んだ場合は、 断面順数値入力 画面が表示されます。
断面順岩質入力 の工法( 発破工法/機械掘削工法 )については、 断面順数値入力 画面上部の 工法切替 をクリックして適宜変更して下さい。
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3.1.2. 断面順数値入力

工法切替 で適宜工法を切り替えたら、画面上部の 掘削追加 をクリックして表示される 掘削区分選択画面 より、該当する岩質をダブルクリックして下さい。
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選択した岩質の入力列が、 断面順数値入力画面 に追加されるので、各入力項目に値を入れて下さい。

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同様に、 掘削追加 をクリックして、全ての岩質データを入力したら、 確定 をクリックして下さい。

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条件選択画面 が表示されるので、各項目を設定後、 確定 をクリックして下さい。

注釈

設定項目は、選択した工法により異なります。

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3.1.2.1. 掘削削除

断面順数値入力画面 で、追加済みの岩質列の項目を選択後、画面上部の 掘削削除 をクリックすると、 削除確認の画面 が表示されるので、 OK をクリックして下さい。
選択していた岩質列が削除されます。
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3.1.2.2. 選択定数

断面順数値入力画面 で、追加済みの岩質列の項目を選択後、画面上部の 選択定数 をクリックすると、選択した岩質列に設定されている定数が一覧表示されるので、確認/変更後、 確定 をクリックして下さい。
変更した定数が、選択した岩質列に反映されます。
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3.1.2.3. 一括定数

断面順数値入力画面 上部の 一括定数 をクリックすると、新規に岩質列を追加した際に反映される定数が岩質毎に一覧表示されるので、新規追加する岩質列の定数を変更する場合は、該当項目を変更後、 確定 をクリックして下さい。
断面順数値入力画面掘削追加 をクリックし新規に追加した岩質列に変更が反映されます。
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3.1.2.4. 条件選択

断面順数値入力画面 上部の 条件選択 をクリックすると、 月稼働日数ロス日数 の設定/歩掛データの計算条件の設定/ 豪雪補正 の設定項目が表示されるので、変更する場合は 確定 をクリックして下さい。

注釈

変更した条件を基にデータを作成する場合で、既にデータを自動作成している場合は、一旦内訳データを削除してから、再度自動作成を行って下さい。

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3.1.2.5. 印刷

断面順数値入力画面 での各入力/設定項目等を印刷する場合は、画面上部の 印刷 をクリックして下さい。
入力項目や定数の一覧表が出力されます。
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3.1.2.6. 出力

断面順数値入力画面 での各入力/設定項目等をExcel形式でファイル出力する場合は、画面上部の 出力 をクリックして下さい。
入力項目や定数の一覧がExcel形式でファイル出力されます。
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3.1.2.7. ヘルプ

断面順数値入力画面 上部の ヘルプ をクリックすると、入力項目に関する説明が表示されるので、入力時の参考にして下さい。
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3.1.3. 自動作成

断面順数値入力 画面に全岩質データを登録して 確定 した後、 条件選択 画面を適宜設定して 確定 すると、自動作成の確認画面が表示されるので はい をクリックして下さい。

注釈

いいえ をクリックした場合は、歩掛の自動作成を行わず、内訳画面に戻ります。

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内訳データの自動作成処理中は 自動作成を行っています というメッセージが表示されます。

注釈

断面順数値入力画面掘削延長坑口からずり捨(積替)場迄の片道距離 の合計が 3km以上 の場合は、 ダンプトラック台数の確認 というメッセージが表示されるので、 OK を押して処理を進めて下さい。

注釈

既に同一工法で自動作成したデータが内訳にある場合、 既に同じ工法で作成されています というメッセージが表示され自動作成処理が中断されます。改めてデータを作成する場合は、一旦内訳画面に戻り、作成したデータを削除後、再度自動作成を行って下さい。

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また、自動作成中は、入力や選択の必要なデータがある場合、入力/選択を促す画面が表示されるので、適宜入力/選択を行って下さい。

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自動作成処理が完了すると、内訳に自動作成されたデータが表示されます。

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3.1.4. 断面順岩質入力時の同一代価集約

工法選択で 断面順岩質入力 を選んだ場合で、複数の同一岩質が設定されている場合、自動作成時に 同一代価を集約しますか? という選択画面が表示されます。
はい を選ぶと、複数の同一岩質を集約してデータ作成します。
いいえ を選ぶと、複数の同一岩質を集約せずにデータ作成します。
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3.1.5. 異なる工法のデータを追加で自動作成する場合

同一工事内に複数の異なる工法を自動作成する場合は、一つ目の工法で自動作成後、二つ目の工法を後から追加で自動作成します。

注釈

後から工法を追加する際は 「追加作成を行いますか」 という確認画面が表示されるので、 はい を選んで下さい。

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3.1.6. 同一工法のデータを追加する場合

既に自動作成済のデータと同一工法のデータを内訳に追加する場合は、追加データをあらかじめ別工事上で自動作成した後、 工事参照 タブから該当工事を選びデータ複写して下さい。

注釈

自動作成済みのデータと同一工法のデータを後から追加で自動作成しようとした場合、既に同一工法のデータが自動作成済である旨メッセージが表示され、自動作成が中断されます。

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3.2. その他工法

その他工法 を選んだ場合は、通常の積み上げ積算入力となり、内訳画面が表示されます。

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