1. 工事情報入力

1.1. はじめに

鉄道運輸工事では、通常のデータ入力と同様に積算していきますが、数量・単価に補正がかかります。
本システムでは、数量・単価にかかる補正をあらかじめパターン化する機能を用いて、速やかに積算入力できます。

鉄道運輸工事については、新規工事作成時の工事情報入力時の設定が必要となります。以下各項目毎に説明します。

1.2. 工事情報設定

鉄道運輸の経費工種を選ぶ場合の工事情報の設定については、下表を参照ください。

鉄道運輸工事の工事情報設定
設定項目 設定値
歩掛 - 積算体系 公共地整
単価(詳細設定)
損料パターン
選択肢名称に (鉄道用) の記載があるものを選ぶ
例.・豪雪補正無し(鉄道用)
  ・【3機種5%割増】豪雪補正10%(鉄道用)※被災地用
単価(詳細設定)
ジャンル
鉄道建設本部
経費工種
鉄道運輸 土木一般/鉄道運輸 橋りょう/鉄道運輸 PCけた/鉄道運輸 鉄けた架設/鉄道運輸 開さく/鉄道運輸 トンネル/鉄道運輸 シールド/鉄道運輸 レール溶接/鉄道運輸 基準器設置/鉄道運輸 軌道
中央新幹線 橋りょう/中央新幹線 PCけた/中央新幹線 開さく/中央新幹線 トンネル/中央新幹線 シールド
鉄道運輸 鉄道施設工事(電気)

注釈

工事作成時のパターン選択より、鉄道のパターンを選択することで、上記設定が反映されます。

1.3. 歩掛の積算体系の設定

先述の工事情報設定に基づき、鉄道工事を作成していきます。
新規工事作成時の 工事情報入力 画面で工事名称設定後、画面左の 歩掛 をクリックして画面右に表示される設定項目より歩掛の 積算体系公共地整 に設定してください。
_images/railway01a.png

1.4. 損料パターン・ジャンルの設定

引き続き 工事情報入力 画面左の 単価 をクリックして画面右に表示される 適用単価地区 を設定した後、 詳細設定 をクリックしてください。 単価の詳細設定項目が表示されたら、下表の項目を設定してください。

損料パターン 鉄道用の損料に設定
ジャンル 鉄道建設本部 に設定
_images/railway01b.png

1.5. 経費工種の設定

引き続き 工事情報入力 画面左の 経費工種 をクリックして画面右に表示される各項目を設定します。
積算体系 については 公共土木経費年度 については該当年度を選んでください。
_images/railway01c.png
経費工種 については、表示欄右のアイコンをクリックして表示される 経費工種選択 画面より該当項目を選択後、画面下部の 確定 をクリックしてしてください。
設定項目 経費工種 の表示欄に選択した項目が反映されます。
_images/railway01c2.png

注釈

単価詳細情報 内の 損料 パターン を鉄道用の損料に設定していない場合は、 損料パターンを鉄道用に切り替えます という確認画面が表示されるので、 はい をクリックしてください。

_images/railway01d.png

1.6. 工事の作成

全ての設定が完了したら、画面左最下端の 作成開始 をクリックしてください。
システム設定 画面が表示されたら 鉄道計算パターン を登録するので、次項目に進んでください。
_images/railway01e.png