3. 共通費シミュレーション¶
模擬的に経費金額を調整し、経費率や工事価格等を算出する機能です。
共通費シミュレーションは、 システム起動時の画面 と 工事の編集画面 から呼び出せます。
3.1. システム起動画面から共通費シミュレーション¶
システム起動画面から共通費シミュレーションを呼び出す場合は、画面中段 経費シミュレーション を選んでください。
最初にシミュレーション時の 工事情報 （ 歩掛年度 や 積算体系 等）の設定画面が表示されます。各項目を設定後、画面下部の 次へ をクリックしてください。
共通費シミュレーション 画面が表示されます。
3.2. 工事内訳から共通費シミュレーション¶
工事内訳画面からは、画面上部の 共通費計算 をクリックして表示されるメニューより、 シミュレーション を選んでください。
経費アシスタント が表示され、現在編集中の工事の金額をシミュレーションに反映させるか選択肢が表示されるので、該当項目を選んでください。
編集中の工事情報等を基にした 共通費シミュレーション 画面が表示されます。
注釈
経費アシスタント で 現在の工事を基に経費シミュレーションを行う。 を選んだ場合、編集中の工事データで計上された 直接工事費 ／ 間接工事費積み上げ分 ／ 処分費設定 ／ 控除設定 及び、経費計算済みの場合は 経費条件設定 を基に再集計・再計算した 工事価格 が 経費シミュレーションの初期設定値 に反映されます。
注釈
経費計算時の 集計・控除 等で手入力した金額等は、 経費シミュレーション初期設定値 には反映されません。
3.3. 金額入力¶
共通費算定 画面が表示されたら、画面左側のウィザードに沿って処理を進めます。
最初にウィザード最上段の 金額入力 で、 工事価格より経費逆計算を行います ／ 直接工事費より経費計算を行います のいずれのシミュレーションを行うか設定してください。
選択肢については、下表を参照ください。
| 選択肢 | 説明 |
|---|---|
| 工事価格より経費逆計算を行います | 工事価格 を設定し、 直接工事費 をシミュレーション結果として算出します。 |
| 直接工事費より経費計算を行います | 直接工事費 を設定し、 工事価格 をシミュレーション結果として算出します。 |
工事価格より経費逆計算を行います ／ 直接工事費より経費計算を行います のいずれのシミュレーションを行うか選んだら、 工事価格 ／ 直接工事費 を設定するとともに、 敷地の編集 ／ 工事区分を編集 ／ その他の金額 をクリックして表示される画面より、該当項目を適宜設定してください。
3.3.1. 経費逆算時の変動対象設定¶
シミュレーションの種類として 工事価格より経費逆計算を行います を選んだ場合、逆算して求めたい項目については、 変動 欄をクリックして ○ にしてください。
変動欄が × の項目には、固定金額を入力してください。
全ての項目を設定したら、画面下部の 次へ か、画面左のウィザード 経費丸め をクリックしてください。
変動欄が ○ の逆算項目を複数設定している場合、表示欄は 入力値 ／ 変動欄が○の入力値全体に占める割合％ の形式で表示されます。
注釈
逆計算後、再度金額入力を開いた場合は、入力値の初期値には逆算結果の金額が反映されます。
3.3.2. 経費計算時の固定金額設定¶
シミュレーションの種類として 直接工事費より経費計算を行います を選んだ場合は、 工事情報 で設定した 経費工種 に対応する欄が 変動金額 欄となり、 太枠表示 されます。 太枠 表示の 変動金額 欄以外の欄は 固定金額 欄になります。
直接工事費 欄に設定した 直接工事費総額 から入力した 固定金額 を差し引いた額が 太枠変動金額 欄に反映されます。
全て金額を入力したら、画面下部の 次へ か、画面左のウィザード 経費丸め をクリックしてください。
3.4. 経費丸め¶
金額入力 を設定したら、画面左側のウィザード次項目 経費丸め をクリックしてください。
画面右側に丸め設定項目が表示されます。必要であれば該当する 項目値 欄のリンクをクリックして変更してください。
3.5. 経費条件¶
経費丸めを設定したら、画面左側のウィザード次項目 経費条件 をクリックし、画面右側に表示される各項目を設定してください。
注釈
経費条件の設定項目については、後述する説明項目 共通費算定条件設定 内の該当項目を参照ください。
3.6. 共通費算定¶
経費条件を設定したら、画面左側のウィザード次項目 共通費算定 をクリックしてください。
注釈
金額入力 でシミュレーションの種類として、 工事価格より経費逆計算を行います を選んだ場合は、逆計算の設定画面が表示されます。
注釈
金額入力 で 工事価格より経費逆計算を行います を選んでいた場合に表示される 直接工事費算出逆計算 画面では、先に 金額入力 で設定した 工事価格 等が設定画面初期値に反映されているので、画面下部の 逆計算の実行 をクリックして計算を開始してください。逆算結果が一覧表示されたら該当計算結果を選んだ後、画面下部の 予定価格を適用して終了 をクリックしてください。
共通費計算のシミュレーション結果が表示されるので、内容を確認し、 終了 をクリックしてください。
3.6.2. 工事保存¶
経費シミュレーション結果画面下部の 工事保存 をクリックすると、 経費シミュレーション結果 に基づく 工事データ を生成し、 シミュレーション工事 として保存できます。
工事保存 した経費シミュレーション結果を確認する場合は、起動画面中段の 経費シミュレーション をクリックして表示される画面右上の シミュレーション工事選択 をクリックして該当工事を選んでください。保存した経費シミュレーション結果を確認できます。
シミュレーション工事 は、 工事選択 画面の表示分類 経費シミュレーション から確認できます。
該当する シミュレーション工事 右クリックメニューより 通常工事へ変換 をクリックすると、選択していた工事は通常工事に変換され、工事選択画面では通常工事の表示分類に移動するとともに通常工事のアイコンに変わります。
警告
一旦 通常工事 に変換された工事を シミュレーション工事 に戻すことはできません。
